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横須賀市立中央図書館 [三浦主尾根プロジェクト]


横須賀中央駅である。高所恐怖症のくせに高いところが好きな私はついつい東口に出てしまうが、図書館へ向かうには西口に出るのが正解である。

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平坂(三崎街道)を上りきり、上町1丁目交番の交差点を右折する。

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Googleさんの指令によれば、このコインランドリーの先を左折するらしい。

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わ♪!出た。典型的な横須賀の路地(迷宮とも言う)である。

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横須賀市のサイトでは、この道ではなく、コインランドリーのもう少し先の石畳の坂を左折するように書いてある。こちらの経路は通ってはいけないことはないだろうが、このひっそりとした素敵な路地をあまり大人数とかでわいわい通行するようなことはやめた方が良いだろう。

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上の左画像の突き当りのお宅を右に回り込んでさらに奥へ行くと、横須賀市の案内にある石畳の坂道に突き当たる。

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この坂を登れば一瞬(だから一瞬じゃねー)図書館である。

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この図書館は、尾根探索のときに支尾根に迷い込んで偶然みつけた。なので眺望が良い。

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先程の横須賀市のサイトには所要12分と書いてあったが、私の足でも中央西口から12分ほどであった。石畳経由でも路地経由でも、それほど距離に変わりはないだろう。

郷土資料コーナのような部屋が2Fの別室のようなところにあったので、そこに籠ることにする。例によって地図関連の本や写真集などを大量に抱え込み、机でへらへらしながらそれを見る。至福の時である。

目的のものに近いものは見つからなかったが、収穫はあった。以前この過疎ブログでコメントをいただいた、ytakeさん(ykakeさん?)にご紹介をいただいた、あしなみ編「浦賀道の今を歩く」である。
「あしなみ」というのは地元の有志の団体、その皆さんが実際に浦賀道を歩いた成果をまとめたものである。カラーコピーで綺麗に製本したような体裁の本はおそらく自費出版で一般には流布していないのではないだろうか。同じタイトルでリーフを閉じただけのようなものもあったが、それをさらにまとめて製本したのだろう。どちらも内容が充実している。刊行は2004年、比較的新しい。13年前を比較的新しいとはなめこさんどんだけ高齢者だよ、とお思いかと思うが、いかに最近かというと何とあの「港が丘」が既に完成してしまっているのである。どうだまいったか!(まいらない。ってかその基準謎)。だが、例の冥界と言われる(だから言われてねーよ)がらめき越え(あとで記事にしたら妥当なリンクに変更します)の追浜側の入口の坂道にあるお宅にまだ住人の方がいらっしゃった、ぐらいには過去である。
じっくりと読みたいところだが、先述のように私は横須賀市民ではないので、借り出すのは難しいだろう。なのでこれは日を改めてじっくりと読ませてもらうぜへっへっへということで(何がへっへっへだ)、今日はツンデレにコピーなども取らずチラっとだけ見ることにした。
港が丘付近の過去の様子がわからないのが残念だが、もうひとつあしなみの皆さんがさらに元ネタとしたとされる、秋谷卓司氏の「浦賀古道を歩く」という本があるらしい。書架を探しても無かったが、帰って検索したら書庫に入っているらしい。1999年出版、港が丘以前だ。これは後日当たってみよう。

この港が丘周辺の開発前の浦賀道がどうなっていたのかは非常に興味深い。この記事を書いている現時点(2017.7)で既にオンラインや紙媒体でいくつかの資料もそろってきているので、いずれ浦賀道プロジェクトを記事にしたときに色々書いてみよう。何?あしなみの皆さんの成果が素晴らしいんならお前のブログなんかいらない?
良いのである。
どうせこのブログは人に見てもらおうと思って書いているのではないのだ(え?そうなの?)。冗談だが(冗談かよ)
それにはとにかく、その港が丘で丁度ぷにっと停まっている主尾根プロジェクトを早く終わらせなければならない。まあ涼しくなってからでいいかおいおいおいおいおいおいおいおい)

ここにはまたあらためて来ることにして、今日は帰ることにする。
今度は石畳の坂をまっすぐに降りる。

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左側の山は公園のようだ。「緒明山公園」である。図書館の敷地とこの公園一帯が「緒明山」というらしい。「おあきやま」と読む。

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上町の萌えキャラに見送られて帰途につく。

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それにしても暑い。実に暑い(あーうるさい)

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コメント 2

ytake

ご無沙汰しております。
私も開発前の港が丘 気になりますね。港が丘の池の谷戸公園は開発前からあって、海が見渡せたと「三浦半島の史跡みち」という本に記載がありました。
「浦賀古道をあるく」も探してみます。ありがとうございます。

先日、横浜の中央図書館にも足を運びました。加藤組という明治〜大正に国道16号の隧道の建設を請け負った建設会社の社史「加藤組100年」があって、貴重な写真が数多く掲載されていて興奮しました。
by ytake (2017-08-10 08:33) 

なめこ

コメントありがとうございます。
こんにちは。どうもお久しぶりです。

長くなるし面倒なので今回は本文からは削除しましたが、池の谷戸の旧住宅地、及び公園(現在の公園とまったくイコールかどうかは不明)地域は元々軍の宿舎、及び練兵場があったところらしいです(ここまではネットで資料が検索できます)。つまるところ、古道沿いの山に唐突に公園ができたわけではなく、元々開けていて使用しなくなった土地に公園を作ったということですね。横須賀というところは、谷沿いであればかなりの山奥まで住宅(あるいは軍施設など)を開発してしまう傾向があり、私のような部外者には非常に興味深いのですが、港が丘はどうもそれらの開発から取り残された山の部分を一気に開発した、というもののようです。だからますますその前の状態が気になります(笑)。
その他、貴重な情報ありがとうございます。
by なめこ (2017-08-10 21:32) 

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