続・八つ墓村 [くらいところ]
一連の報道に得も知れぬいらだちを感じていたのは私だけではないようである。
「これまでに経験したことがない」の主語(というのか当事者。経験してないのは誰なんだ?)がいつも気になる。
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) 2019年10月12日
行為者と被行為者を明示しなくても構文を作れる(という欠点を持った)日本語ならではの言い方である気がする。
「当地の住民が」なのか「一般的な日本人が」なのか。
一日中、朝からずっと「命を守る行動」を促され続けていると
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) 2019年10月12日
「おまえの命を守るのはお前自身の自己責任なんだからな。オレの責任じゃないんだからな。そこんところは覚悟しとけよ。オレは注意をうながしたんだからな。おぼえとけよ」と念を押されている気分になることですわ。
この方のコメントに対するリプ欄は、だいたい真意と皮肉を理解しえていない的外れのものが多いのだが、今回は一部のバカ(追記:今見たら結構涌いてたw)を除いて的をいているなと思うものが多い。それだけ共感された方が多いということであろう。
加えて一連の報道について私が指摘したいのは、例えば前記事にも書いたように、精細なふりをして実際のところはきわめて雑であったということである。建物の箱の中に引きこもらされている「現場」がすべて悪いとは言わない。気象庁はその専門においてできるかぎりのこと(情報発信)はしている。それにある種の色をつけて(色?)報道するのが報道機関の使命であろう。選挙カーみたいに同じことを連呼することや、気象庁の会見を途中でぶった切るようなことではない。
加えて一連の報道について私が指摘したいのは、例えば前記事にも書いたように、精細なふりをして実際のところはきわめて雑であったということである。建物の箱の中に引きこもらされている「現場」がすべて悪いとは言わない。気象庁はその専門においてできるかぎりのこと(情報発信)はしている。それにある種の色をつけて(色?)報道するのが報道機関の使命であろう。選挙カーみたいに同じことを連呼することや、気象庁の会見を途中でぶった切るようなことではない。
まだ災害が続いている中、こんなことを書いていると不謹慎のそしりを受けかねないかもしれないが、普段から気色の悪い薄笑いを浮かべながら「自己責任」を叫んでいる連中や、それを許容するような方々に文句は言われたくない。
今度の台風は、伊豆から小田原に抜け、概ね小田急沿線のコースを通って北東に向かったみたいで、うちは被害が大きいと言われる進行方向右側に含まれていたのだが、大雨の方にエネルギーを使いすぎたのか、風は左側だった前回ほどではなかったかと思われる。被害がなかったうちのことなんかどうでもいいかもしれないが、雨に関してはさっき庭のバケツに溜まった雨水を測ったら約20cm、多少の蒸発分もあるかもしれないからなめこ家周辺は200m強の雨だったことになる。
報道の話に戻る。
さんざんここで批判した公共放送だが、やはりさすがに決り文句を連呼することは視聴者が飽きるとでも思ったのだろう。私は視ていないのだが、こんなイキな報道を流していたそうである。(笑)
さんざんここで批判した公共放送だが、やはりさすがに決り文句を連呼することは視聴者が飽きるとでも思ったのだろう。私は視ていないのだが、こんなイキな報道を流していたそうである。(笑)
NHKが台風19号接近のさなか台風情報に安倍政権PR紛れ込ませ! 高市早苗総務相の無内容な災害対策会議を強引に報道 https://t.co/TLVjs3EVwd
— litera (@litera_web) 2019年10月12日
で、、今回は内閣改造やらないのか?あ?(笑)
一日中ゴロゴロしてるみたい。 pic.twitter.com/Icx6Ey10fp
— 花瑛塾広報局 (@kaeizyuku_PR) 2019年10月12日
「特別警報」から「警報」に戻ったときのほっとした感だとかについて、何でも階層積み上げればいいってものではないという、特急→快特だの、関東管領→鎌倉公方だのの話で例えようとしたが(え?後者はちょっと違うだろ)長くなるのでまたの機会にしておく。
例の殺戮シーンはよくできていて、戦前だか何だかの古くさいイナカモノの価値観で、平気で他人の生命や人権を踏みにじるような者は、男も女もとっとと滅びれば良いと思った、というのが追加の感想。(何だまた唐突に)
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