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三浦主尾根プロジェクト・記事一覧 [三浦主尾根プロジェクト]

本記事一覧は「別宅」へ移行しました。


今後、本サイトのこの記事は更新することはありません。




三浦主尾根プロジェクト








第4回 山科台(付:長坂迷宮) (2015/12/12)
1 山科台/ 2 太田和、長坂/ 余談




第8回 畠山〜港が丘(付:不動橋〜畠山)(2016/01/10)
1 畠山/ 2 乳頭山/ 3 三浦アルプス東尾根/ 4 田浦配水場/ 5 港が丘/ 6 次回予告






雑記、おまけ、未完記事など(京急さんネタ、支尾根関連も一部含む)

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タイトル変更予告2 [三浦主尾根プロジェクト]

ブログ多しと言えど、タイトルでこれだけもめるブログも珍しいだろう(もめてるのはあんたの頭の中だけだが。。。)
何と言っても、前回の提案で一番納得が行かないのがこれだ。

阿部倉分岐〜(大楠山)〜大楠山登山口(付:衣笠山公園、衣笠城趾)

えー、私の見解によりますとー(出たかおるちゃん)、分岐名とは本道(今歩いている道、話題になっている道)が定義されて、初めて決定されるものである。英語のtheみたいなものだ(?)。一体どこから阿部倉へ分岐するのか?文章上は「衣笠コース」から「阿部倉コース」が分岐するところ、と書いてある。知ったことか。そもそもそれでは「阿部倉コース分岐」ではないか。いやそもそも「何々分岐」とかは「葉山の山歩きコース」のような出版物で、ある程度オーソライズされたものであればまだしも、この場合私が適当につけた名称である。何か宙ぶらりんなイメージがある。他に尾根名称などにも「私が適当につけた名称」があるが、これらは一意的に決定できるものだ。あとで地図にまとめても良い。別に正当な名称があれば差し替えも容易である。だがこの分岐名という奴は実にちまちましてけしからんことに
あー、もうめんどくさい。全部まとめて大楠山でいいじゃん、大楠山で(笑)

ということで既定のタイトル命名法則に追加して法則4を追加する。クイズ番組とかで10:0の場合、最後の問題が11点!ぐらいインチキ臭い法則だが、ここは私のブログだ(あ、開き直った)。え?何?今さらタイトルなんかどうでも良い?なるほど、それでは私はそろそろ(あ、また消えた(笑))

1,基本形

主尾根上のスタート点〜主尾根上のゴール点

前回とのダブりがある場合は、前回のゴール点を今回のスタート点とする。

2,間に主尾根上の主要ポイントがある場合は、経過点も記述する。

主尾根上のスタート点〜経過点〜主尾根上のゴール点

3.主尾根じゃないが、せっかく行ったので記事にしましたてへっ♡の場合は、末尾に(付:)みたいな感じで記す。

主尾根上のスタート点〜経過点〜主尾根上のゴール点(付:おまけ)

4.以下のような場合は臨機応変にタイトル付けて良し!

・主尾根探索であるが主尾根以外の観光がメインの場合
・タイトルの文字数があまりにも長くなってしまう場合

ということで、以下のようにタイトルを変更することにした。

第1回 城ヶ島大橋~池代 → 城ヶ島大橋〜岩堂山〜池代 

第2回 池代~YRP → 池代〜武山〜YRP(付:三浦三山) 

第3回 YRP~山科台 → 変更なし

第4回 山科台~長坂 → 山科台(付:長坂迷宮) 

第5回 大楠山 → 大楠山(付:衣笠山公園、衣笠城趾) 

主尾根に乗っていようが乗っていまいが大楠山登山、及び衣笠近辺のハイキングは一種観光なので、南アルプス南尾根と同じような扱いでいいだろうということで、この辺が落としどころではないか。

第6回 大楠山登山口〜安針塚 → 大楠山登山口〜塚山公園 

別に「按針塚」でもいいのだが、「塚山公園」内もそこそこに散策しているし、それをわざわざ(付:)扱いするのも変だ、ということで。「大楠山登山口」はバス停名で固有名詞化している(つまり場所が特定できる)のでそのままにする。

第7回 逸見〜葉山? → 塚山公園〜山中町(付:本町山中尾根、葉山古道) 

こんなもんでしょう。

第8回 不動橋〜田浦 → 畠山〜港が丘(付:不動橋〜畠山) 

畠山は主尾根ではないが大楠山同様分岐点をちまちま書くよりも、そのあたりはざっくりで良いのでは。終点は田浦配水場だが、入場したわけではなく、続きの第10回も同様。沼間へは下りてないのでここはざっくりと港が丘で(ざっくりばっかだな)

第9回 特別企画・三浦アルプス南尾根 → 特別企画・三浦アルプス南尾根(付:安針台尾根)

十三峠〜山中町の主尾根コースは表明しなくて良いだろう。前回のネタバレっぽいし。

第10回 港が丘〜六浦 → 港が丘〜鷹取山〜六浦

港が丘スタートは第8回と同じ理由。厳密には終点は池子隧道上の十字路?だが、これもざっくりと六浦ということで。

第11回 六浦〜朝比奈

スタートは前回と同じということで。途中で池子米軍施設の断絶があるのだが、田浦配水場と同じ扱いで良いだろう。(田浦配水場、米軍基地レベルに出世w)

引き続き、おいおい修正していくことにする。

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タイトル変更予告 [三浦主尾根プロジェクト]

お馴染み三浦主尾根プロジェクト、各回(それぞれ一日分に相当します)のタイトルだが、当初は概ね、主尾根上のスタート点とゴール点を「〜」で結ぶというシンプルなスタイルのものであった。だが途中から迷宮だの城址だの葉山だの支尾根だの余計なところ(失敬な!)に寄るようになってから、スタートやゴールが駅名になったり、「大楠山」みたいな経由地がタイトルそのものになったり、不規則なよくわからないものになってきた。
別に読者が混乱するのは良いのだが(おい)、書いている私の方がわけがわからなくなって来ている。よって三浦主尾根プロジェクトの各タイトルについては、できるだけ以下の様な法則に則って命名、及び改名することにした。

1,基本形

主尾根上のスタート点〜主尾根上のゴール点

前回とのダブりがある場合は、前回のゴール点を今回のスタート点とする。

2,間に主尾根上の主要ポイントがある場合は、経過点も記述する。

主尾根上のスタート点〜経過点〜主尾根上のゴール点

3.主尾根じゃないが、せっかく行ったので記事にしましたてへっ♡の場合は、末尾に(付:)みたいな感じで記す。

主尾根上のスタート点〜経過点〜主尾根上のゴール点(付:おまけ)

実際にどんな感じになるか、初期の5回で試してみよう。

第1回 城ヶ島大橋~池代 → 城ヶ島大橋〜岩堂山〜池代 

晴れて三浦最高峰の岩堂山がタイトルに載ることになる。これで三浦市民も浮かばれるだろう。三浦市ディスるんじゃねー)

第2回 池代~YRP → 池代〜武山〜YRP(付:三浦三山) 

「付:なんたら」というのはいわゆる英語で言えば「including The Return Of The Fire Witch and The Dance Of The Puppets」みたいなものである。(プログレネタ誰もついてこないから)

第3回 YRP~山科台 → 変更なし

経過点として「武」という三角点のなんたら(忘れたのかよ)はとくに特筆しなくて良いだろう。

第4回 山科台~長坂 → 山科台(付:長坂迷宮) 

この回がタイトルをややこしくさせた元凶といえるかもしれない。主尾根としては、つるぺたの山科台の住宅地を歩いただけ、という問題回である(笑)。主尾根は長坂と平作の境界に向かってはいるがそこを歩いたわけではない。StreetViewを載せただけである。実際に長坂をうろうろしたのは主尾根探索に何の寄与もしていないので、オマケ扱いで良いだろう。(あくまでも迷宮を入れたいんだな(笑))

第5回 大楠山 → 阿部倉分岐〜(大楠山)〜大楠山登山口(付:衣笠山公園、衣笠城趾、大楠山登山衣笠コース迂回路、阿部倉コース)

となるべきだが、あんまり長いので、登山コースは省略、これぐらいで良いだろう。

第5回 大楠山 → 阿部倉分岐〜(大楠山)〜大楠山登山口(付:衣笠山公園、衣笠城趾)

因みに大楠山は主尾根に乗っていない疑惑があるので、この場合は()付きである。

残りを含めていっぺんに直すのも手間なので(ついでに、言いたくはないがサーバーへのアクセスが殺人的に遅かったりすることがあるので)、おいおい修正していくつもりである。


横須賀市立中央図書館 [三浦主尾根プロジェクト]


横須賀中央駅である。高所恐怖症のくせに高いところが好きな私はついつい東口に出てしまうが、図書館へ向かうには西口に出るのが正解である。

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平坂(三崎街道)を上りきり、上町1丁目交番の交差点を右折する。

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Googleさんの指令によれば、このコインランドリーの先を左折するらしい。

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わ♪!出た。典型的な横須賀の路地(迷宮とも言う)である。

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横須賀市のサイトでは、この道ではなく、コインランドリーのもう少し先の石畳の坂を左折するように書いてある。こちらの経路は通ってはいけないことはないだろうが、このひっそりとした素敵な路地をあまり大人数とかでわいわい通行するようなことはやめた方が良いだろう。

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上の左画像の突き当りのお宅を右に回り込んでさらに奥へ行くと、横須賀市の案内にある石畳の坂道に突き当たる。

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この坂を登れば一瞬(だから一瞬じゃねー)図書館である。

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この図書館は、尾根探索のときに支尾根に迷い込んで偶然みつけた。なので眺望が良い。

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先程の横須賀市のサイトには所要12分と書いてあったが、私の足でも中央西口から12分ほどであった。石畳経由でも路地経由でも、それほど距離に変わりはないだろう。

郷土資料コーナのような部屋が2Fの別室のようなところにあったので、そこに籠ることにする。例によって地図関連の本や写真集などを大量に抱え込み、机でへらへらしながらそれを見る。至福の時である。

目的のものに近いものは見つからなかったが、収穫はあった。以前この過疎ブログでコメントをいただいた、ytakeさん(ykakeさん?)にご紹介をいただいた、あしなみ編「浦賀道の今を歩く」である。
「あしなみ」というのは地元の有志の団体、その皆さんが実際に浦賀道を歩いた成果をまとめたものである。カラーコピーで綺麗に製本したような体裁の本はおそらく自費出版で一般には流布していないのではないだろうか。同じタイトルでリーフを閉じただけのようなものもあったが、それをさらにまとめて製本したのだろう。どちらも内容が充実している。刊行は2004年、比較的新しい。13年前を比較的新しいとはなめこさんどんだけ高齢者だよ、とお思いかと思うが、いかに最近かというと何とあの「港が丘」が既に完成してしまっているのである。どうだまいったか!(まいらない。ってかその基準謎)。だが、例の冥界と言われる(だから言われてねーよ)がらめき越え(あとで記事にしたら妥当なリンクに変更します)の追浜側の入口の坂道にあるお宅にまだ住人の方がいらっしゃった、ぐらいには過去である。
じっくりと読みたいところだが、先述のように私は横須賀市民ではないので、借り出すのは難しいだろう。なのでこれは日を改めてじっくりと読ませてもらうぜへっへっへということで(何がへっへっへだ)、今日はツンデレにコピーなども取らずチラっとだけ見ることにした。
港が丘付近の過去の様子がわからないのが残念だが、もうひとつあしなみの皆さんがさらに元ネタとしたとされる、秋谷卓司氏の「浦賀古道を歩く」という本があるらしい。書架を探しても無かったが、帰って検索したら書庫に入っているらしい。1999年出版、港が丘以前だ。これは後日当たってみよう。

この港が丘周辺の開発前の浦賀道がどうなっていたのかは非常に興味深い。この記事を書いている現時点(2017.7)で既にオンラインや紙媒体でいくつかの資料もそろってきているので、いずれ浦賀道プロジェクトを記事にしたときに色々書いてみよう。何?あしなみの皆さんの成果が素晴らしいんならお前のブログなんかいらない?
良いのである。
どうせこのブログは人に見てもらおうと思って書いているのではないのだ(え?そうなの?)。冗談だが(冗談かよ)
それにはとにかく、その港が丘で丁度ぷにっと停まっている主尾根プロジェクトを早く終わらせなければならない。まあ涼しくなってからでいいかおいおいおいおいおいおいおいおい)

ここにはまたあらためて来ることにして、今日は帰ることにする。
今度は石畳の坂をまっすぐに降りる。

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左側の山は公園のようだ。「緒明山公園」である。図書館の敷地とこの公園一帯が「緒明山」というらしい。「おあきやま」と読む。

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上町の萌えキャラに見送られて帰途につく。

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それにしても暑い。実に暑い(あーうるさい)

第9回 特別企画・三浦アルプス南尾根(付:安針台尾根) おまけ旧記事・祝!三浦アルプス南尾根踏破! [三浦主尾根プロジェクト]

というわけで。。。

今夜はめちゃくちゃカロリー高いもの食べてとっとと寝ることにする。(←どこがダイエットプロジェクトだ)

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えっのし〜まがみえ〜てきた〜♪

標高 [三浦主尾根プロジェクト]

三浦主尾根プロジェクト、賑やかしに山の標高を、単純にWikipediaから引用して載せていたが、どうも一筋縄には行かないようである。

例えば岩堂山、低い方から82.1m説、86.8m説、89.9m説と3つの標高の記述が見られる。

82.1m
これは二等三角点「毘沙門」として地形図(いわゆる地理院地図)や基準点成果等閲覧サービスに記載されている標高である。(地図
ご存知の方もいらっしゃるだろうが、三角点=その近傍の最高地点とはかぎらない。事実ここの三角点も頂上近くの遺構から見下ろした畑の中にある(「岩堂山 三角点」で検索すると、画像付きサイトがいっぱいでてきます)。と、見返したら私の画像にもしっかり写っていた(白いシートの真ん中ににゅっととんがっているのがどうもそれらしい)
これをもって岩堂山の標高とは言いがたいが、オフィシャルなものではあるから、一つの基準にはなる。(82m強みたいな(笑))

86.8m
Wikipedia及び、多くのサイト、ブログ等に記載されている標高である。
上記三角点との高さ関係的に信憑性はありそうだが、出典がわからない。検索をかけてもオフィシャルな記載が見つからない。
Wikipediaには「航空レーザー測量による」と記述されているが、岩堂山としてのその測量成果がどこかでオーソライズされているのだろうか?あるいはもしかして国土地理院航空レーザー測量からデータダウンロードしてポインティングしたとか?その場合、データそのものにはオフィシャル感があるとしても、出典、もしくは算出手続きがわからないため、今ひとつ数値そのものに信用感がなく採用しがたい。(自分でダウンして調べてみようかとも思ったがめんどくさいのでやっていない)
その他のサイトの記載も、多くはこのWikipediaからの引用なのではないかと思う(他に無いから)。
そもそもWikipediaの岩堂山の標高の記載は過去に82mであったこともあるのである(おそらく三角点の標高からの引用だろう)。そこらへんのリアクションがおもしろいサイトがあった(ここらじゃ一番高い丘)。

89.9m
山すそにあった三浦市の案内板の記述によるものであろう。この標高を採用しているサイトもいくつかある。現地にある案内板の記述で、市の案内板でもあることだし、それなりの信用性をもって引用したということなのだろう。実際、三浦市がこの数値をどこから持ってきたのかはわからないが、この案内板が「三浦市(みうらいち)さん」という民間の人の作成したものでないかぎり(ねーよ)、とりあえずはオフィシャルな数値として見るのもありだろう。
(追記:ちなみに三浦市観光マップの方にも89.9mと明記されていた)(リンク先が消滅)
ということで、当面、本サイトではこの89.9m説を採ることにする。過去の記事も若干修正した。
いずれにせよ、岩堂山、三浦市最高峰(最高「峰」であり最高「地点」は別にあるらしい)であることには変わりがない。

さて、今回公開の「武山」の標高に関しても、本文中に書いた通りWikipediaの206.1mに今ひとつ納得がいかないので、地形図上の独立標高点の数値である200mの方を当面は採用することにする。

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歩数、上った階数(訂正) [三浦主尾根プロジェクト]

内容に誤りがあったので訂正する。(←詰めが甘い)

前記事にちょっと書いたが、iPhoneさんの「ヘルスケア」、表題の内容を果てしなく過去(購入した直後)まで参照できることが(今頃)わかった。というか、今頃になって「見る方法」がわかったということである。
これは一日ごとの集計になるので、当然のことながら記事内容以外の歩きの分も含まれる(家から近くの駅までの歩きとか、駅の乗り換えの階段とか)。これは一日ごとの集計、さらには歩いたり、走ったり(←やらないけど)している時間ごとの集計ができる。あとは写真、あるいはGPS時刻との擦り合わせを行い、実際のコース分の数値を計算すれば良い。計算は足したり引いたりするだけだが、3以上の数は数えられない私にとっては辛い作業である。だが面白いので、歩きネタの場合一日分の記事の最後に付記することにする。
とりあえず城ヶ島の場合は、、、見てのお楽しみ(笑)。まあなんだかんだで坂は登ったしなあ。。。

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訂正 三浦主尾根線大楠山付近 [三浦主尾根プロジェクト]

時系列的には次の回になる新記事で、木古庭から按針塚回りの尾根線が変じゃね?的なことを書いていたのだが、それ以前に自分が描いた大楠山から葉山CCあたりの尾根線が変であることに今になって気がついた
ゴルフ場から離れて立入禁止看板のあたりから前回の終点である県道27号(横須賀葉山線)の峠である大楠山登山口交差点付近までは概ね合っていると思うのだが、それ以前、ゴルフ場内のラインがかなりいい加減である。ゴルフ場東側の、実際に歩いた管理用と思われる舗装道路の乗っている尾根に沿って引っ張ってあったが、これが曲者である。どうせゴルフ場内には入れないからこの道を歩くのだろうし、尾根っぽいし、と思って適当に引いたのだろう。というか、よく見ればその適当さが見え見えである。

さて実際のところはどうか
まず現在の地形だが、ゴルフ場分岐から右折した先の例の舗装道路は、途中までは確かに尾根道となっている。だがその先にダウンとアップがあり谷を渡っている感じがある。
該当記事の画像でも明らかに谷に下っているように見えるものがある。

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地形図を見るかぎり、阿部倉コース沿いの谷の支谷のようだ。ゴルフ場内に食い込んでいるかなり幅の広い谷である。

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(葉山CC付近 地理院地図を加工)

上記地図で、グリーンの「主尾根線」の文字の「根」のあたりが谷口である。
もしもこの谷口が無く舗装道路沿いがずっと尾根だったとすると、ゴルフ場内の谷の逃げ道が無い。純粋に窪地であればそれはそれで面白いが、火口湖でもないかぎり自然地形では言い方は悪いが三浦レベルでそれは無いだろうと思う。人工的に「CC」の文字の右上に小さな窪地があるが、当然ながらこれはゴルフ場としての仕掛け、バンカーか何かであろう。だがそれを含む谷部分のこれだけの広大な凹地形は造る意味が無い。雨水などを阿部倉コース沿いに流すようにするのが通常であろう。

では実際の尾根線はどこを通っているのか?やはりここでは過去の地形を参考にすべきであろう。
例によって、今昔マップを見てみる。大楠山付近である(ブラウザが崩れるので今回は埋め込まない)
「首都圏編」の範囲ではないので、山科台のときと同様やや縮尺の粗い「関東編」である。なので多少わかりにくいが、主尾根線は概ねゴルフ場分岐から大楠山方向に向かい、大楠山からしばらくはゴルフ場の南西の際を通ってから、東に向きを変えゴルフ場を横断して立入禁止看板の方に向かっているようである。
念のため、以前ご紹介した先人の描いた地図を確認してみたが、概ね合っているようだ。恐れ入りました。

問題が一つある。
大楠山は主尾根線に入るのだろうか?

微妙である。ゴルフ場造成前の地図の精度と、造成後の現地形の変化でよくわからない。ゴルフ場分岐側から大楠山頂上まで登って北側のゴルフ場内に降りていくというラインも考えられないではないが、難しいところである。
現在の地図で太いラインで描かれている大楠山周囲の200mの等高線に着目してみよう。北に二つの尾根が突き出している(下図参照。)。古い地図でも形のニュアンスは違うが確認できる。右側の尾根()が途中で右に曲がりピークを越えて立入禁止看板方面に向かっていることで間違いない。左の尾根()は現在「湘南国際村」からの登山路が乗っかっている。
問題は東側のゴルフ場分岐側の尾根である。
古い地図には道と思われる実線が東へ向かう尾根に乗っている。途中北へ向かう支尾根(「大谷戸坂」と書いてあるもう一つ左の尾根)が私が勘違いしたゴルフ場脇の管理通路の尾根である。この尾根は先ほど現在の地図で述べた通り阿部倉コースの支谷で終了している。
一方現在の地図でも、大楠山山頂下東分岐(下図での右の「A」の文字をひっくり返したような道路が描かれているところ)より少し北東に下ったところからゴルフ場分岐方面へは、ゴルフ場の整地によりなだらかな等高線になってはいるが、道路周辺が微妙に尾根っぽくなっていることが確認できる()。ただその西側、大楠山山頂下東分岐北の大楠山200mラインにはその尾根っぽさ(曲線的にとんがりやふくらみのようなもの)が確認できない。やや南、逆「A」文字のあたりが微妙にふくらんでいるが(の右)、これがそうなのだろうか?だとすればその下の尾根(、芦名口コースの尾根である)の支尾根であると解釈し、を通じて無理矢理頂上を経由するラインを引いてしまうことも可能ではあるが。

OogusuOne.png
(大楠山頂上周囲の尾根 地理院地図を加工)

こういうものを等高線のふくらみだとかでアナログに解釈するのは非常に厄介である。メッシュの標高数値地図もあることなので、ピクセルレベルで数学的に尾根線を描くアルゴリズムは考えてあるが、今そんなものを作って検証する時間がない。
まあ現地で観察するのが一番なんだろうが。

とりあえず机上では迷ったあげく、の尾根については、頂上にまで達している形状的な証拠が見当たらない以上、近傍であまり無理なくつながりそうなの尾根の支尾根であると解釈するという結論に達した(後者も形状的な証拠が無いっちゃ無いが)。さきほどの先人も脊梁は大楠山を通らないと断言されているし。。。(なめこさんは人の意見に流されやすい(笑))

まずは逸れていた尾根線を今昔マップ側から改めて拾い直し、大楠山の東側部分はえいやっと適当に線をひっぱることにした。
うちの環境では今昔マップに直接ラインを書けないので、適当にプロットして座標を拾い、kml化して地理院地図上で現在の地形を加味しながら旧尾根線kmlを修正した。

だいたい以下のようになった。

Teisei.png
(訂正主尾根線 地理院地図を加工)

大楠山自体は主尾根線に入っていないかもしれないが、せっかく山頂下まで来て登らない手も無いので、コースには加えておこう(この辺も適当)。どうせ行き止まりコースだし〜。

以上に基づき、従来の記事、及び地図を修正した。
ご迷惑をおかけいたしました。m(_ _)m
(何の迷惑???)

いずれ涼しくなったら実際のところは現地で確認してみよう。まだ歩いていない登山コースもあるし、展望台登ってないし。そして展望台に登ったら(←フラグやめろ)

第五回 大楠山(付:衣笠山公園、衣笠城趾) その6 大楠山 [三浦主尾根プロジェクト]


前記事で鳴りもの入りでご紹介した三浦半島主尾根、同時に懐かしの衣笠コースである。

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これをひょいっ♪と(実際ははぁはぁ言いながら)登る。衣笠コースから阿部倉コースが分岐するところなので、ここは仮に「阿部倉分岐」としておこう。

だが私は、ここでうっかり大きなミスをしてしまった。大楠山に向かうにはここを右に進む。左方向はゴミ処理施設建設で通行止めとなるはずであるが、ここですぐというわけではない。しばらく先である。衣笠コースは大畑橋の先を登ったところからほぼ主尾根に乗っている。そして何度も言うようだが我々は「尾根サーチャー(笑)」なのである。左に進み実際の通行止め箇所まで尾根を極めるべきだったのだ。だが、疲れていたのと急いでいたのとで何の躊躇もなく右へ進んでしまった。下山時はさらに北方向の尾根線をたどることになるので、結果として尾根探索ルートとしてはこの部分が抜けてしまうことになる。なのでこれは今回の課題としておこう。 

以下、一部2016.5.3の画像を流用します。
尾根尾根したいい感じの道である(左画像は2016.5.3)。だが、ものの30mほどで次の分岐に出会う。

IMG_6086.JPG IMG_3610.JPG

右画像、正面右の金網の向こうはゴルフ場「葉山国際カンツリー倶楽部」である。あえて「カンツリー」と表記するあたり歴史を感じさせないでもないが、開業はそれほどは昔でない1963年なのだそうだ。大楠山北部の山腹の一部を占有する眺めの良い、お金持ち限定の娯楽施設である。私は一生内部に入ることは無いだろう。

ここをゴルフ場分岐と名付ける。分岐ばっかだが、頂上までにはあともう1個ある。
「尾根サーチャー(笑)」としては幸いなことに(笑)主尾根はこのまま大楠山方面に続くようである。

ところでフェンスのところに何か不吉なことが書いてある。下山時に撮った写真と合成して全体を見てみよう。

IMG_3610_.JPG

これはいったいどういう意味だろうか。金網に寄らないとゴルフのボールが飛んできて危険ということか?(それって角度的にあり?)、それともフェンスの反対側は崖になっているのでそれが危ないということなのだろうか?ボールはともかく、後者に関してはいくら金持ちの上品な娯楽施設でも、そこまでハイカーに気を使うこともないだろう。謎である。よくはわからないが、せっかくの上品なご忠告にしたがい、できるだけフェンス側を歩くことにしよう。

IMG_3611.JPG IMG_3612.JPG

って、フェンス、崩壊しかけてんじゃん(笑)。これではフェンス自体が危険である。仕方が無いので真ん中へんをとことこ歩くことにする。網でしっかり覆われているのでボールが飛んでくる心配はなさそうだ。

OgusuP1N.png
(大楠山まで 地理院地図を加工)

あの好きになれない阿部倉コースをはぁはぁ登った甲斐があったのか、ゴルフ場分岐の時点で標高168mほど、それでも大楠山頂上まではあと70m以上登らなければならない(そういえば、いつのまにかハイキングコースクイズが無くなっているな)。

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右側のゴルフ場も地形に合わせて上り勾配になっている。起伏もあるし眺望もいいし、「葉山国際カンツリー」でゴルフするのはさぞや気持ちのよいことだろう。

頂上まであと少し、最後の分岐である(左画像は2016.5.3)。真ん中に見える案内板を拡大する。

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大楠山山頂下東分岐とでもしておこうか。(東と付けるのは、西側にも三方向に分かれる分岐があるからである)
大楠山登山路として歩ける主尾根線はここまでである。私が引いた修正尾根ラインは大楠山には登らず、ここから右方向、ゴルフ場内に入る。先述のようにぷにぷにした私はゴルフ場内には入れない。「尾根サーチャー(笑)」としてはここで引き返すべきだが、今回の目的の一つが大楠山登山であるので、てゆっかここまで来たら頂上を目指すべきだろう。
案内板によれば左方向でも行けるようだが(山の南側を回り込み西側の分岐に通じる)、ここは「頂上」の文字の書いてある直進方向(左画像で右方向)で良いだろう。階段何段だとかごにょごにょ書いてあるが見なかったことにする。

地理院地図には丸っこい分岐らしきものは描いてあるが、階段の坂は描いていない。道のラインの描く描かないの基準が今一つわからないが、まあ青矢印のように登ったとご理解いただきたい。

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(大楠山まで 地理院地図を加工)

這うようにして階段を上る。今回の逆光祭りにふさわしく、後光が射しちゃってるあの上が頂上であろう。

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着いた!
大楠山頂上である。

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阿部倉分岐からここまで約15分。
そして三角点、頂きました。

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本プロジェクト、初の二等三角点である。三浦富士は見つけられなかった、岩堂山たまたま写っていた(笑)だけなのでカウントしない。因に三浦半島の二等三角点はあと一つ「荒崎」、そして一等三角点が一つだけ「二子山」にある)

地理院地図によれば三角点の標高は241.1m、基準点成果等閲覧サービスによれば241.13mなのだそうだ。
頂上のぺったんこなところに設置してあるので、ここの場合三角点の標高≒大楠山の標高と考えてもほぼ良いように思える。だが、どなたかも言及していたと思うのだが、三角点が妙に上に出っ張っていて、逆に地面が随分下に沈下している印象がある。これはどういうことなのだろう。風雪により地面が削れたか、あるいは国土地理院が大楠山の標高をかさ上げするためにわざと出っ張らしたか。(なわけない)

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こちらの立派な石造りの板には242.0mとある。

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すこし小高くなっている植え込みの中に立っているものなので、実際ここの方が少し高いのかもしれない。 
いずれにせよ、相模川からこっちで240m台は破格であろう。(参考サイト。ちなみに私は☆10個である)

行程の時間なども書いてあるので、拡大し高度なデジタル技術を施してみよう。 

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今回の私の足では既に記載した通り、駅から衣笠山展望台まで35分、そこから衣笠城本郭までは間に久里浜田浦線を挟んで15+15=30分、衣笠山までの時間はこの看板若干サバを読んでいるようである。
衣笠城から迂回路を通ってここまでは、大善寺駐車場、大畑橋、坂本芦名線、阿部倉分岐を挟んで、5+20強+15ちょっと+30+15=約90分、ってあれ? 迂回したのに同じ時間?もしかして正規の衣笠コースは距離が短くとも結構勾配がきついのだろうか? 

今回大変残念だったのは、東京湾、相模湾が一望できるという展望台に登れなかったことである。

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時刻は現在15:53。まだ4時にはなっていないのだが、今から登って下りてきても確実に4時を過ぎるので、客もいないことだし早めに閉めてしまおうということなのだろうか。仕方がない。管理人さんも定時で帰りたいのだろう。
次に登る機会があり風さえ強くなければ、ぜひ展望台に登り三浦半島随一の絶景を堪能することにしよう。そして海を見ながらあの人に告白するんだっ←変なフラグ立てるなぁぁぁっ!)(→で、次の機会) 

ここまで、衣笠山でも衣笠城でも、衣笠コースでも迂回路でも阿部倉コースでも、山道では誰にも人に出会うことはなかったが、このとき反対側(相模湾側)から男性が一人登ってきて、初めて人間を見た(なぜこうも人がいない?横須賀、天気いいのに)

わざわざ展望台に登らなくてもそこは242mである。それなりに十分絶景は堪能できる。

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三浦半島の先っちょの形状がよくわかるぞ(笑)。
そして今回ラストのパノラマ、頂上の南半分。最後の最後まで逆光祭りである。

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さて、我々は「尾根サ(以下略)なので、元の方向に戻りゴルフ場を迂回して主尾根の続きを辿ることにする。

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階段を下り、先ほどのゴルフ場分岐、今度はこの画像で正面方向に進む。最初にご紹介したいくつかのコースのうち、(7)のコースをほぼ辿ることになる。ゴルフ場を離れれば普通に人家もある歩きやすい道だが、ハイキングコースとしては少し面白みにかけるかもしれない。
下りは頂上からここまで10分ほど。

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(大楠山〜登山口 地理院地図を加工)

ゴルフ場越しに見える大楠山。高いのをいいことに塔が乱立している。

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これだけいっぱい建っていると、もはやどれが何の塔なのかどうでもよくなる。ということで今回は、それぞれ何かの役に立つ大切な塔ということでよいだろう。(←雑!。そのうち機会があれば調べます)

迂回路としては、概ねフェンスに沿った舗装道路(ゴルフ場管理用の道路だろう)を進めば良いだろう。ていうか、ゴルフ場に潜入する手段を持たない私には他に道がない。

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何かの施設がある。

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タンクのようだが、下にある温泉絡みのものだろうか?(これ、みたいです)向こうに見える海と街並は横須賀中央方面と思われる。

「この先立入禁止」と書いてある看板がある。そのまままっすぐ行ってみると、ゴルフ場の通用口らしきところに通じている。貧乏人の私はこれ以上先には進めない。

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尾根線はそれよりも手前で右の「この先立入禁止」看板のあたりでこの道と交差し主尾根線修正のため修正)、方角で言うと北方向に下っているようである。主尾根はこの後、少しだけ東京湾に近づく。
ゴルフ場分岐からこの先立入禁止看板まで15分。

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(大楠山〜登山口 地理院地図を加工)

この先立入禁止看板の前の坂を下る。
やがて横横が見えてくる。

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横横を渡る「阿部倉橋」である。

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横浜横須賀道路のこのあたり(朝比奈から先)が開通したのは、1984年以降ということになる。

画像が少なくなってきた。そろそろ電池切れだろう。
南東方向に見える山、右が衣笠城のある山、左が衣笠山であろうか?

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(大楠山〜登山口 地理院地図を加工)

温泉があるらしい。ひと風呂浴びていきたいところだが、明日(日曜日)も出る予定なので遠慮する。

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大通りに出る。県道27号線、野比、久里浜から葉山へ三浦半島を横断する道路である。
何となくゴルフ場からここまで道なりに下ってきてしまったが、細かい支道がいくつかあったようだ。尾根線により近いものもあるようなので、これも課題としておこう。

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(大楠山〜登山口 地理院地図を加工)

県道に大楠山登山口という交差点があり、同名のバス停がある。
今日の分の画像は無いので、次回の分をここに載せておく。

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主尾根線はまたもや谷筋っぽい一般道に出てしまった。通研の通り切通になっていた山科台西側のバス通り(注)に続く、トンネル無しで堂々と主尾根を越える主要道路である。この後三浦半島主尾根をこのようなトンネル無しで越える、センターラインがあるような主要道路は、県道204号の朝比奈峠まで一切ない。
(注)「太田和街道」というのだそうである。衣笠城側の交差点名横須賀市のご意見ご提案コーナー以外にオフィシャルな言及が無かったために、地元民ではない私は今までわからなかった。ちなみに横須賀市がドヤ顔で語るほど片側歩道は立派かつ安全なものではない。とくにT字路から西。

さて時刻は17:00、今日はここからバスで帰ることにする。ゴルフ場分岐から約45分。頂上からは1時間弱。

ここで、今回の課題についてだが、本記事で提起した2つの課題以外にあと2つほどある。
前回の主尾根探索コースは山科台西側で中断していた。そこから衣笠城址の下まではバスで何度も通っているので、尾根探索ルール付則第3条(怠慢ルール)を適用して。適当に衣笠コースのスタートまで線引っ張っとけばいいや、と思っていた。衣笠山〜衣笠城との類推で、衣笠城〜衣笠コースの間で一旦下の方まで下りてくるものだと勘違いしていたのである。衣笠城の記事、そして例のお城イメージ図でもおわかりになるかもしれないが、この両者はかなり高所(大善寺駐車場)で接続してしまっている。つまり、山科台側から大善寺(の駐車場)までえっちら登って行くコースを改めて設定しなければならない。
久里浜田浦線の登り口までであれば目視でコースを設定しても良いのだが、これだと衣笠コースに乗るためにわざわざ衣笠城本郭まで登らなければならない。直接大善寺に登る方が近い以上、三浦義明さんには悪いが主尾根コースとしては衣笠城山はスルーすべきである。よって、山科台から大善寺駐車場までのコースの設定を課題としておく(衣笠城再訪のときに確認しよう)。これが一つ。
もう一つは、今回は迂回路として阿部倉コースを丁寧に登って来たが、もう一つの隠れ登山路、最初に上げた各コースのうち(6)のコースをショートカットできないか、である。主尾根上に阿部倉分岐よりも立入禁止側で乗っかるところが魅力的である。つまり別課題の立入禁止までの往復の距離がより少なくてすむのである。だが、大楠山登山路として紹介されているのがほとんど見当たらないので一つだけあったが、蚊が多いこと以外言及されていない。いやだなあ(笑))、非常な難路であることが予想され、途中で「もうだめー」状態になるかもしれない。

バス待ちの時間、県道のピーク(峠)を確認するため少し歩いてみた。
東京都南部に住む私には見慣れたような地名があった。次回は中盤でこの池上をプチ彷徨うことになる。

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最後に地図と、恒例の歩数と階数である。「上った階数」がものすごいことになっているが、
  • 衣笠駅:約15m〜衣笠山:134m
  • 久里浜田浦線:約33m〜衣笠城:約100m
  • 大善寺駐車場:約66m〜大畑橋:約97m
  • 坂本芦名線:約37m〜大楠山:242m
とすれば、計419m、あとの70mは何だかわからないが(衣笠山で一旦下った分か?)だいたい合ってると思ってよいとしよう。


この日の歩数:23068歩/上った階数:161階(483m)

三浦主尾根に関する参照サイト [三浦主尾根プロジェクト]

この時点でこの山を調べることを含めて「三浦」だの「尾根」だの「分水界」だので色々と検索をかけると、いくつか興味深いサイト、地図が見つかった。当初は地理院やヤフーやグーグルさんの地図を頼りに自力で尾根探索をするつもりでいたが、ここに至って人様の見解も参考にしたくなったのである。それらのうち、以下の3サイト、地図は一見に値するものである。
三浦半島脊梁」は、まさに三浦半島の分水界線を描いたもの、南端と途中微妙にコースが私のものと違う部分があるが、前者は定義の違い(先っちょ決めの話)、後者は構成点の細かさと等高線の解釈の違いであろう。私のは等高線の形状で適当に引いたものなので(それに関してはいずれ詳述する)、もしかしたら、構成点の多少の粗さを除けばあちらの方が正確かもしれない。

三浦半島主稜線縦走」は、今から30年以上昔の記録。意図的に主尾根からはずれているところもあれば、あれ?当時はここ通れなかったのか?みたいなところもある。山科台は無かったはずだが、そちらには行けなかったようで残念。いずれにせよ、こういう記録は見ていて楽しい。私が「自己満足」でこのブログを開設したくなった一つのきっかけとなったサイトの一つである。

そしてご存知、三浦半島縦断トレイルラン。当初はコースの詳細な地図は公表されず、「第一回三浦半島縦断トレイルラン大会」はどなたか個人の方によるgoogleマップである。公式なものではないのが内容は信用してよいだろう。
トレイルランは山道を走って楽しむのが目的であり、距離の問題もあるし、誰かさんみたいに病的に尾根線をたどる種類のものでは無いのだが、このコースは三浦主尾根コースとして実に素晴らしい。武山の前後、塚山公園に向かわずに畠山経由になっていること(木古庭で川を渡っている)、その他細かいところを除けばほぼ完璧である(後日、この地図が十分参考になった)。武山から南のコースは第二回から三浦富士を通るコースになったようで、これはこれで先っちょの解釈の違いと考えられて面白い(三崎と観音崎の間を先っちょとするわけである)。
そしてこのコース、何と例の「『武』という三角点のある山々」も含まれているのである!どうりでアップダウンが多い割には比較的整備された感じの道だったわけである。例年、何十人、何百人の人が走ったり歩いたりしているかと思うと、急にあの道に対する恐怖感が遠のいていった(現金な奴だ)。知っていれば地形図で道が途切れていることにもビビらなくて済んだだろう。
さらに驚いたのが、本プロジェクトには含まれないが朝比奈切通から先、円海山に向かう尾根道に乗っかるまでの間、つまりは県道204号朝比奈峠の南北の部分のコースである。トレイルランの第一回大会が行われたのが2011年の2月、私は2012年の12月にこのコースをたどったことがある(そのときは鎌倉の外尾根を踏破することが目的だったのだがその話はまたいずれ)。それよりもさらに数年前、北側の円海山の方から尾根をたどりそのコースを歩いたことがあるが、鎌倉霊園方向に鉄塔に向かう道が薮々で歩けず途中で引き返した記憶がある。だが同じ道を2012年時点では意外にもすんなり歩けてしまった。そのときは、自分の山道に対する感覚が変化したのか、あるいは「尾根歩き」ブームでも起きてここを歩く人がいたのか色々考えたが、実はこの大会があったことが大きいのではないだろうか。「『武』という三角点のある山々」ともどもトレイルラン様々である(笑)。ただこの道、北側の鉄塔から朝比奈峠に降りる道は断崖絶壁(お尻で滑り降りた記憶がある)、また南からの道は鎌倉霊園に出る前に崩落していた(走り幅跳びで乗り越えた(笑)。今乗り越えられるかどうか(汗))。つまりその時点でこの道はかなりヤバかった(このプロジェクトのコースに入れなかったもそれが理由である(笑))。大会でもヤバいということになったのだろうか、第2回(前出のpdf参照)から瑞泉寺や天園を経由するコースに変更されている(滑川を渡ります)
トレイルラン、世間では色々評判悪いようだが、少なくとも私が出会った人たち(今年を含めて大会当日に2度もあたったことがある(笑))は礼儀正しい人たちばかりであった(皇居の回りをぐるぐる回ってる連中の方がよほど迷惑である)。なので私には何の他意もないのだが、やはり世間の風は冷たいようで、土地所有者や行政の意向で(なのか)毎回コースの変更を余儀なくされ、今ではこの第一回目のコースは見る影もないほど変更されている。ここで三浦トレイルランのコースの変遷を詳細に論じるつもりはないが、直近の第六回で、本プロジェクトのテーマである「三浦主尾根」を通っているのは、鷹取山の前後と塚山公園近辺、そして武山からこの「『武』という三角点のある山々」ぐらいのものである(三浦富士からのコースも含めてもいいかもしれないけど)。
武』という三角点のある山々」の尾根道がコースとして残っているのは、土地所有者が寛容なのか、山を下りた山科台の住民がトレイルランに比較的歓迎ムードだと言うこともあるからなのだろうかわからないが、トレイルランをやることによって人が歩ける尾根道として残してもらいたいという願いがある。それ以前にこのトレイルラン大会がいつまで続くのか、そもそもこの山々がずっと開発されずに残るのか、不安ではあるが。

参考サイトをリストアップしたので最後にもう一つ、幻のサイトの話。
尾根探索だの分水嶺だの、こういうベタなところを除いて、私の探し方が悪いのかあまり厳密にやっているサイトが見つからない。
かつて実地でやっているそういうサイトがあった。男性数人のグループ(女性もいたかな?)で、ハイキング、だが薮こき上等、みたいな感じで、写真付きでその行程をレポートしていたのである。当時、武相国境の尾根に興味があった私は、三浦〜武相国境〜?(武相甲三界点ぐらいまでは行ったのだろうか?)のコースを熱心に見させていただいた。そのときは三浦方面にはあまり興味が無かったので、そのあたりの記事の記憶はほとんどないが、城ヶ島を起点としていたことは覚えている。私が城ヶ島方面を先っちょに選んだ理由はこのサイトに対するリスペクトの意味もあるかもしれない。例の池子の米軍施設を迂回するのにえらい苦労をした話とか、前述の朝比奈峠北を西側の鎌倉霊園から攻めて「そっちちゃう」みたいな突っ込みを入れたくなったとか、町田街道に乗る前に都県境からかなり大迂回をする必要がある話(そのとき初めて知った)とか、見ていて楽しくかつありがたいサイトであった。
これが2015年現在見つからない。あれがあればこのプロジェクトも非常に楽なのだが。いや、私のプロジェクトそのものがこういう恥ずかしい形で公開する必要がないかもしれない。
タイトルも覚えていない。何度かのシステム崩壊でブックマークも残っていない。そして検索しても見つからない。本当を言えば、それらしいブックマークもあったのだが、クリックしたらこんなものが出てきた。

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あのサイトはいずこへ。。。

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