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桜2018(横浜市西部篇・その2) [武相主尾根プロジェクト]

先週は、「来週あたりはどうなっているだろうか?」とかなんとか適当なこと言っちゃったりなんかしているので、結局今週も尾根探索のついでに観てきた。

まずは先週2番目にご紹介した横浜市旭区瀬谷区境界。(某バーベキュー場(笑)は交通上遠回りなので行ってません)

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先週に比べほぼ満開だが、やはりちらちら葉っぱも出ている。ざまあと思ったが(何がざまあだ)、いずれにせよここは天下の公道、バス通りである。を見上げている人は何人もいたが、さすがにここで宴会や焼肉をやっている人はいない。

空気が澄んでいればいい感じに富士も見えるのだが、今日は微妙。

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中原街道を渡る。
は人工物を入れると映えるとテレビか何かで言っていたので、わざとらしく入れてみる。(またバスかよw)

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山に入る。
先週はまだ閉鎖されていた右隣の「上川井市民の森」がいつのまにかオープンされていた。とは関係ないが一応ご紹介しておこう。
左は先週の画像。

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道の左側は「瀬谷市民の森」。区境であり旧令制国境であるこの道が、市民の森の境でもあるようだ。

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先週の通行止め看板に工事が3月30日までと書いてあったので、まさに本日オープンである。せっかくなので散策すべきだったかもしれないが、今日は別のも観る予定なのでこのまま区境兼国境兼市民の森境を直進することにした。スズメバチもぶんぶん飛んでいるみたいな脅し文句も書いてあるので、涼しくなってからまた来ようっと。(随分先だな)

上瀬谷のデンジャラスなゾーン(笑)から国境を逸れ、細谷戸団地方面へ向かう。
あれ?ここもいつの間にか道路が開通しているぞ?(右画像)

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境川支流、相沢川の源流域付近、つるぺた地形のプチ谷沿いののずっとバックに「桜の帯」のようなものが見えるのがおわかりになるだろうか?

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横浜市民で知らないとモグリといわれるの名所、桜並木の「海軍道路」である。

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海軍道路は現在は「環状4号線」に含まれてしまっている。そう、あの鼻欠地蔵さんがいる六浦の道路(神奈川県道23号原宿六ツ浦線)がここまでぐるんと廻って来ているのである。(注:海軍道路のこの付近は県道ではなく、横浜市主要地方道18号、または横浜市道目黒153号(「よこはまのみち」より)になります)

看板に書いてあるような鉄道も、バスも通っていないが、まさに天下の公道、なのでここにも宴会や焼肉パーティーをやっている人はいない。(なぜ焼肉にこだわる?)

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上を向いた画像ばっかだが、なぜかここのはやたらと背が高いのばかりなのである。

ここもデンジャラスな地帯だが、

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普段封鎖されていてうっかり侵入すると速攻で銃殺される(されません)領域が、今日は開放されている。

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ここでシート広げて遠目にのんびり花見するのも乙だろう。そうか、みんなここで焼肉をやってたのだな。(そんな人はいません。ってか焼肉から離れろ)

入れることをいいことに、奥へずんずん入っていく。米軍施設だった頃の名残、そして遠くに見える桜並木

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道路に戻る。風がふいて遠山左衛門尉状態である。(よく見えないな)

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海軍道路は元々、瀬谷の駅付近から旧国道16号(現在は五貫目33という横浜市道)まで長いほぼ直線道路だったのだが、米軍領が変換されたことにより環状4号に繋げる道路が開通し、メインの道路は旧16号との交差点付近がぷにっとカーブするようになってしまった。(おかげで旧16号の渋滞がかなり改善(pdf)されることになりました)
だが、直進する海軍道路の名残も残っている。(カーブの左側に見える桜です)

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カーブで道路が横切ることになった部分の何本かの桜さんたちは伐採されお亡くなりになったそうである。(合掌)

逆方向から見た海軍道路。まさにのトンネル。

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カーブの先の数本の若い(上画像手前側)は、お亡くなりになった桜さんの代わりの新しい世代のということになるのだろうか。

旧国道16号との交差点、環状4号鉄町方面(え゛!?どこ?それ)。右画像は別の地点から見た環状4号の遠景。海軍道路から先も、環状4号沿いは全開のようである。

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少しはずれて川井浄水場。国境を封鎖して実にけしからん浄水場である、とこちらの先人の方も憤慨されている(笑)。

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この先、尾根探索的には鶴見川境川の壮絶な水系バトルがあるのだが(何?それ)それは置いといて、次はその中央にでーんと聳える高尾山である。京王線で行く八王子市のアレではない。

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横浜市唯一の一等三角点がここにある。その話はまたいずれ。

以上は、三浦主尾根プロジェクトの続編、武相主尾根プロジェクトの予告篇でもある。

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桜2018(横浜市西部篇) [武相主尾根プロジェクト]

東京で満開だとかマスコミがぎゃーぎゃー騒ぐから、尾根探索のついでに観てきたが、横浜西部ではまだ微妙な様である。

横浜市旭区戸塚区境界付近。(からちょっと離れてますが。。。)

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去年と同じ場所である。相変わらず皆さん肉を食いまくりなのだが、バーベキュー場の区画は結構空いていた。急に咲きやがったもんだから、スケジュールや予約が追いつかなかったのだろう。

次に旭区外周をぐるんと時計回りして少し北、横浜市旭区瀬谷区境界。(バスが入っている風景が実にわざとらしいw)

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もう一つおまけに、横浜市旭区緑区境界からかなり離れたところ。(環状4号まで出て交通手段がなくなったので、なめこさんは帷子川源流付近を延々と歩いたそうですw。ってかまたバスかよ)

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暖かくなったと思わせておいて急に寒い日が続き、また急に暖かくなったので、の連中はムキになって開花しているようだが、しばらくこのバカみたいに暖かい(いやむしろ暑い)日が続いて、来週あたりはどうなっているだろうか?

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ゆるキャラと国境 [武相主尾根プロジェクト]

例の里山ガーデン秋の大花壇公開の記事で、横浜市に1969年発足した各区のゆるキャラをバカっぽいとか言ったのが可哀想なので、谷筋ベイスターズの日本シリーズ出場記念として(それ関係あるの?)ここでフォローしよう。

まずはあのときの画像を拡大、調整したものをもう一度貼ってみる。

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横浜市内では比較的な地味なこれらの各区の概要とそのキャラをご紹介しよう。以下区の順番は、ゆるキャラのバカっぽさの順ではない(なぜわざわざ断る?)

緑区
緑区とは、横浜線に乗って鴨居中山十日市場長津田辺りの地域の区である。区設立当時は横浜市1、2を争う面積の広い区であったが、「高級な田園都市線」(笑)沿線を青葉区、開発されてぶいぶい言わせていた元超ド田舎「港北ニュータウン」を都筑区に切り取られ、地味でローカルな区になってしまった。
だが名前の通り、恩田川鶴見川右岸の緑の多い自然豊かな区である。「緑」を青葉区なんぞに取られなくてむしろ良かっただろう。。緑区という区名は人気があるらしく2017年10月現在、5つに市で採用されている。これが最多かと思ったが、調べたところ「南区」が13で最多、その他の方角区名もそれぞれ10を越えているようであるそんなに政令市ってあったのかよw)
キャラはミドリン。なかなかかわいい、誰だ、バカっぽいって言ったのは。(あんただろ)

旭区
横浜の某大手ローカル私鉄(だからなぜ伏せる)で9つ先の駅までノンストップの急行だの特急だのに乗って急に速度が遅くなったな、と思ったところ、そこからが旭区である(路線が帷子川の河岸段丘に乗るため勾配があるところです)帷子川の源流地域、川の出口以外周囲はほぼすべて尾根、横浜のチ◯ッ◯と言われる所以である。緑区とは北で接し境界の尾根付近に例のズーラシアや Formerly Known As 里山ガーデンがある。
区内には他に警察関連の何かがあったような気がするが、駅からそこそこ離れた場所にあるために神奈川県民全員が迷惑している(笑)。三浦近辺の人は泊りがけでないと来れないらしい(実話?)
キャラはあさひくん。名前がベタだが、区名がわざわざ変な漢字を当てているのでまあ良いだろう。画像は自由に使えるようだが、「公序良俗に反する恐れがあるサイトや媒体、子供に有害または不適切なサイトや媒体でのご使用はご遠慮ください。」と書いてあるのでここに貼るのはやめておこう(笑)

瀬谷区
瀬谷区と言えばつるぺた、つるぺたと言えば瀬谷区である。瀬谷区大好き(あんたの趣味はどうでもいい)
例の某ローカル私鉄がうねうねした旭区の谷筋を上り、区界の尾根を切り通しで抜けるとさっと前が開け、目の前に雄大な富士や大山がどーんと見える(電車から見えるかな?)、そこからがつるぺた瀬谷区である。つるぺたの理由は、相模川(あるいは境川)が丘陵地帯を扇状地のように削り取ったことによるものらしい(pdfーリンク切れ。捜索中。。。)。成長前ではないのだ(何がだよ?)
つるぺたと言えばロリか古戦場と昔から相場が決まっている(だからどこの相場だよ)。100年の間を置いて、上杉禅秀だの北条氏康だのが合戦をした場所がある。北条氏康は有名かと思うが、上杉禅秀が誰だかはものすごくめんどくさいので今は説明しない。その後そこは米軍に占領され(唐突だな、おい)通信施設が造られた。頼むからここでもう一度戦争するなよ(既に返還されています!)。
キャラはせやまる。かわいいというより、何か微妙な味わいのあるキャラだな(笑)。コノハズクなんか棲んでるのかよ、と思ったら区の形から取ったそうだ。何だなーw

港南区
元々港北区があったから港南区、どちらも直接港とは関係ない。因みに横浜港の東側は東京湾なので残念ながら港東区はない。また港西区にしようという陰謀のあった区もあったようだが、無闇に港と関係ない港◯区名が増えるのも困る。港南区は港方面が見える場所もあるので問題ないだろう。
私の個人的イメージとしては、港南区と言えば上大岡港南台である。上大岡京急さんである、快特停車駅である。またJR根岸線港南台駅は、円海山鎌倉アルプスの北の玄関口でとしての馴染みがある。だがこの両線は区内では繋がっていない。お隣の区の杉田まで行って、新杉田まで10分ほど歩かなければ乗り換えられないのである。面倒だと言って横浜まで出て乗り換える人もいたのを知っている。あと市営地下鉄上永谷下永谷も忘れてはいけない。こちらは上大岡京急さんに繋がっている。鎌倉道だの分水界だの、このブログ的には非常に興味深いものが周辺にあるが、長くなるので今は語らない(武相尾根についてはあとで語ります)。区役所は同じ地下鉄港南中央にある。いつかなめこさんがお世話になりかねない施設もある(だめですよ行っちゃ)
さて問題のキャラである。当初、上の画像右下の太陽だか放散虫だかみたいのがキャラだと思っていたのだが、よく見ると「港南区の花 ひまわり」と書いてある。どうやらゆるキャラではないようだ。確かにこんなのが上大岡の駅ビルあたりをうろうろして放射状の触手をにゅうにゅう伸ばしていたりなんかしたらそれはそれで怖い(触手いうな)。ということは、港南区にはゆるキャラはいないのか?それとも別にいるのか?港南区のサイトを探してみたが、どうもそれらしいものは見つからない
こう・なん・くぅ」などというふざけた名前のキャラがいるとの情報もある。検索をかけてみると、たとえばこの広報誌のpdf、冒頭記事の「地域通信」とある丸の中にいる奴らがそれのようだ。pdfには登場するがHTMLには登場しない。しかも公式な紹介ページもない。上の50年看板でもスルーされているこいつら、本当にゆるキャラなのか?(笑)。
看板どおり、一応ひまわりはシンボルマークとしてフィーチャーされているようだ。だがキャラではない。こんなのが港南台駅前で触手を(それはもういい)

ちなみにひまわりは港南区の区の花とのことであるが、先程のシンボルマークの下を見ると他にもいっぱいある。
  • ヒマワリ(向日葵)
  • キキョウ(桔梗)
  • アジサイ(紫陽花)
もう港南区さんったら欲張りなんだからっ。

他の区はどうかというと、上の看板通り、
旭区 瀬谷区 緑区だけは上の看板には載っていない。もしかしてミドリンに因んで、ミドリムシか?(花かよ?)
検索したらちゃんとあった。(ってかミドリンの下に書いてあんじゃん) シランなんか知らん、ということで看板に載せなかったのだろう(←言うと思ったよ。ってか書いてあるし)
見たような花だが、どういうとこで見たのかはとんと思い出せない。

最後にこのブログらしい話をしよう。1969年に設立されたこららの横浜市の区はいずれも三浦主尾根に続く、東京湾相模湾分水界に関連が深い。
例の横浜横須賀逗子三界点から横浜市内の緑区旭区瀬谷区三界点までは「ほぼ」武蔵国相模国の境界なので、仮にこれを武相尾根と名付けておこう。

武相国境については以下のサイトが詳しく、かつ楽しい。

「ほぼ」と言ったのは、数カ所の細かい境界変更と、あと一箇所、国境尾根から大きく外れるところがあったからである。鎌倉から六浦に出る通りで国境は、明治期(1897年、明治30年)まで分水界かつ現在の横浜鎌倉市境である朝比奈切り通しを通らず、山を東に下った鼻欠地蔵さんの辺りにあった。侍従川の谷筋を横切るようにさっと国境線が引かれているのである。鼻欠地蔵さんから朝比奈切り通しまでの領域を峠村といった。横須賀市山中町の例を思い出すが、この件は面倒なので詳しくは言及しない。ご興味のある方は先程のサイトに素晴らしい記事があるので、そちらをご参照いただききたい(「峠村は何故鎌倉郡に属していたのか?」)。
まあそんなわけで武相尾根の名称は厳密ではないが、だいたいでいいだろうだいたいで(出た、いい加減発言)

武相国境、及び尾根は、横浜横須賀逗子三界点から、横浜鎌倉逗子三界点を経てややこしいな)横浜市金沢区栄区鎌倉市の三界点(=ハイキングコース(pdf)的には市境広場)から先は横浜市内を縦断する。逆に言うと、横浜市は2つの令制国を含んでいるということになるのである。令制国をまたぐということは、都道府県では珍しいことではないが、市町村単位ではどうなのだろう?
まずは東京23区の南葛飾郡(主に葛飾区、江戸川区)の領域がかつて下総国であったという例が思い浮かぶが、残念ながら東京23区は独立した行政単位ではない。細かい境界の移動はあるだろうが、大雑把にこれは都道府県単位の例である。
他に無いかと適当に探したら、堺市がそれであるようだ。他にもあるかも知れないがわからない。
堺市和泉国が基本だが、元々は摂津国との(さかい)にあったからと言うともいわれている。境界であった大和川の付替えにより国境も引き直され、現在は摂津国を含んでいないとのことである。このあたりは東京都と状況が似ている。それとあとは市域の拡張によるものだろうか?内陸側には河内国も含んでいる。江戸時代に境界変更された江戸と異なり、摂津との国境が変更されたのは明治期だというから、上記峠村と一緒だろう。つまりその辺りを大目に見れば、何と堺市は三国含んでいたのである。さすがは大阪で生まれた女や堺である(何わけのわからないこと言ってるんだ)は行ったことが無いのでこれ以上は語らない。

横浜市内の武相国境は、これはまた先程の鼻欠地蔵さんと細かい境界変更(六ツ川だの卸本町だの)を除いて、概ね市内の区境になっている。だが例外もある。港南区である。こちらのpdfによれば、国境は港南区内を縦横無尽に走ってる(縦横無尽って。。。)。横浜市内の地名に馴染みのある方は、永谷と野庭が合併した永野村が相模、日野と笹下が合併した日下村が武蔵と覚えておけば良いいや覚えられねえ)。それ以外の上大岡付近は大岡川が東京湾(武蔵国側)に流れていくことがわかっているので覚えるまでもないだろう。

そして分水界尾根に関してはもう1区。緑区旭区瀬谷区三界点から先、国境の方は緑区瀬谷区境界とともに尾根を降り、谷筋の境川沿いに鞍替えする。一方分水界の方は緑区内にうにっと侵入し、くねくねしながら東京都町田市のつるぺた地形の闇に消える(何だ闇って)。緑区内の分水界は区境となっていないのである。

ということで4区全部そろった(は?)

三浦主尾根シリーズはもうすぐ終わる。だがなめこさんはそんなことではへこたれない(はい?)。まだまだその続きもやるつもりだ(やるの?)、いややっている(はいはい)。朝比奈から先、ある問題をクリアしたのだ(放棄したとも言う)
これらの区に関してまたいずれ語ることもあるだろう。
お楽しみに。(え?終わり?ってか他の区はいいのかよ!?)

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