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標高 [三浦主尾根プロジェクト]

三浦主尾根プロジェクト、賑やかしに山の標高を、単純にWikipediaから引用して載せていたが、どうも一筋縄には行かないようである。

例えば岩堂山、低い方から82.1m説、86.8m説、89.9m説と3つの標高の記述が見られる。

82.1m
これは二等三角点「毘沙門」として地形図(いわゆる地理院地図)や基準点成果等閲覧サービスに記載されている標高である。(地図
ご存知の方もいらっしゃるだろうが、三角点=その近傍の最高地点とはかぎらない。事実ここの三角点も頂上近くの遺構から見下ろした畑の中にある(「岩堂山 三角点」で検索すると、画像付きサイトがいっぱいでてきます)。と、見返したら私の画像にもしっかり写っていた(白いシートの真ん中ににゅっととんがっているのがどうもそれらしい)
これをもって岩堂山の標高とは言いがたいが、オフィシャルなものではあるから、一つの基準にはなる。(82m強みたいな(笑))

86.8m
Wikipedia及び、多くのサイト、ブログ等に記載されている標高である。
上記三角点との高さ関係的に信憑性はありそうだが、出典がわからない。検索をかけてもオフィシャルな記載が見つからない。
Wikipediaには「航空レーザー測量による」と記述されているが、岩堂山としてのその測量成果がどこかでオーソライズされているのだろうか?あるいはもしかして国土地理院航空レーザー測量からデータダウンロードしてポインティングしたとか?その場合、データそのものにはオフィシャル感があるとしても、出典、もしくは算出手続きがわからないため、今ひとつ数値そのものに信用感がなく採用しがたい。(自分でダウンして調べてみようかとも思ったがめんどくさいのでやっていない)
その他のサイトの記載も、多くはこのWikipediaからの引用なのではないかと思う(他に無いから)。
そもそもWikipediaの岩堂山の標高の記載は過去に82mであったこともあるのである(おそらく三角点の標高からの引用だろう)。そこらへんのリアクションがおもしろいサイトがあった(ここらじゃ一番高い丘)。

89.9m
山すそにあった三浦市の案内板の記述によるものであろう。この標高を採用しているサイトもいくつかある。現地にある案内板の記述で、市の案内板でもあることだし、それなりの信用性をもって引用したということなのだろう。実際、三浦市がこの数値をどこから持ってきたのかはわからないが、この案内板が「三浦市(みうらいち)さん」という民間の人の作成したものでないかぎり(ねーよ)、とりあえずはオフィシャルな数値として見るのもありだろう。
(追記:ちなみに三浦市観光マップの方にも89.9mと明記されていた)(リンク先が消滅)
ということで、当面、本サイトではこの89.9m説を採ることにする。過去の記事も若干修正した。
いずれにせよ、岩堂山、三浦市最高峰(最高「峰」であり最高「地点」は別にあるらしい)であることには変わりがない。

さて、今回公開の「武山」の標高に関しても、本文中に書いた通りWikipediaの206.1mに今ひとつ納得がいかないので、地形図上の独立標高点の数値である200mの方を当面は採用することにする。

IMG_3170.JPG


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