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この世界の片隅に [くらいところ]

前回のつづき

時間が中途半端になってしまったので、映画でも観ることにした。
どこだかの政権与党の単細胞バカに「貧乏人が仕事しないで1800円も払って映画なんか見てんじゃねーよ」とか言われそうだが、知ったことか。
映画館で映画を観るのは久方ぶりのこと、「のぼうの城」以来か?(←いつだよ?(笑))
一昔前は、映画ヲタクとして渋谷辺りでブイブイ言わせていて(は?)、ユーロスペースの会員券なんぞも持ってちゃったりなんかもしたものだが、更新しなくなってもしばらく来ていたメールも最近は来なくなった(笑)。ある日突然、映画なんてレンタルDVDでいいじゃん、とはっと気がついたのである(何をいまさら。。。)。挙句、それすら面倒になって、最近の映画はほとんど知らない。「あなゆき」?なんだその卑猥なタイトルは。「君の名は」?今さら真知子巻きが流行ってるのか?(何時代のボケだ)そういえば最新のスターウォーズも観てないな。何?レイア姫が亡くなった?うん、確かに「タミー」は名曲だ。旦那はレプリカントだという説もあるそうだな。(何か無理やり色々ごっちゃにしてるぞ)

そんな映画情弱の私が選んだのは、今さらかもしれないがこれである。

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あ、間違えた。こっちだ。(わざとだろ)

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どこで観るかだが、ご近所のキネカは時間的にきついので川崎で観ることにした。ネットで調べたら109シネマズでやっているらしい。ってどこだ?川崎といえばチネチッタ一択だろう(いつの時代の話だ)
まあ良い。シネコンならばスクリーンが大きい。座席も傾斜があってミニシアターの様に前の人の頭を鑑賞しなくて済む。(さりげにキネカをディスるな!)
だが場所がわからない。あれ?ミューザの方だったっけか?あそこはスシローしか行ったことがないぞ。
雨降ってもほとんど役に立たないあの屋根のある橋を渡ってミューザに向かう。おかしいな。きのこはあるが映画館なんかない。困った。渋々もう一度スマホを取り出して位置を確認する。何だラゾーナの上か。あそこはなめこさん御用達のビックカメラと丸善がある。だが今までその上に映画館が乗っかっていたことは知らなかった(どんだけ映画から遠ざかってるんだ)
チケットを買う。おおおっ!自動販売機だ!タッチパネルだ!席が自分で選べる!(←恥ずかしいなあー)
どうせ平日の昼間である。開場30分前とはいえまだ10人も埋まっていない。私は映画館ではだいたいどの辺りに座るかが決まっている(それがどこかは秘密)のだが、まさに席選び放題である。
よせばいいのに、ジンジャエールLを買って席に着く。始まる頃には客は20人ほど入っていただろうか。平日の昼間である。クソガキはいないが大人が結構多い。男女のペアもちらほらいる。お前ら日本人なんだから働けよ。(なんか前記事と言ってることが違うぞ)

見終わった感想。
呉って横須賀に似てるじゃん。(いやそういう感想じゃなくて)
同じ港町、かつての軍港であるからだろう。どちらも今も軍港みたいなものだが、そういうこと言うと怒る人や泣き出す大臣がいるので、軍港ライクといったところにしておくか。(何で英語?)
呉の町の地図を見てみよう。


バリバリの瀬戸内海である、周辺に島が多い。港の周りは横須賀ほど地形的にごちゃごちゃしていないが、山の標高がバリ高い。横須賀周辺は山と言っても100mかせいぜい200mだが、こちらは400mや600m、奥には800m級の野呂山もある。港が2つあり、その間にでーんとこれまた400m級の山が乗っかっている半島がある。さぞや往来が大変だろうと思ったが、根元のあたりに100m以下の峠があるようだ。呉越峠、見るからに切り通し工事大変だったろうなと思える峠である
呉駅側の平地の東側と北側の斜面にへばりつくように住宅地があるが、ヒロインのすずさんの嫁ぎ先はその辺りにあったのだろう。何とはなしに、横須賀の迷宮で行き倒れたとき(行き倒れてません)のことが思い出される。

評判どおり、すずさん役ののん(元能年玲奈)が良い。このまま実写にしても良いだろう。この人はかつての上野樹里と若干キャラがダブるが、あっちほど凶暴性がないところが魅力である(あっちはそれがあるところが良いのだろう)。なんてこと考えてたらこんな記事を見つけた。んー、どうだろう。ってかいつの記事だ?これ。のん(本名能年玲奈)本人は色々じぇじぇじぇなことになっているようだが、今後も期待している。

内容に関しては、反戦イデオロギー臭さがないからどうとか、例によってくだらないことを言っている輩がいるようである。確かにコンテンツに対して、受け手がどのような感想を持とうが自由である。乱歩の「芋虫」や旧ソ連の映画「誓いの休暇」(Баллада о солдате)のように、制作側の意図とは別にどうとでも取れるものもある。だが絵を描くのが好きな女性が利き手を爆弾で失い、帰ろうと思った故郷が「新型爆弾」で一瞬で失われるような話を、どの口が「反戦じゃないから良い」だとか言えるのか。そんな連中にサヨクだのなんだののレッテルを貼られるよりもいいのか悪いのかはわからないが、ちょっと安保だの沖縄だの共謀罪だのに言及するとヒステリックに極左呼ばわりするような感覚のずれた連中は、どれだけ自分に都合の良い思考回路を持っているのやら。修学旅行で首に縄をつけられて原爆ドームに引っ張っていかれた世代以上からすれば、この手の連中はゆとり教育のゆとり部分で一体何を学んできたのだと小一時間(なめこさん、何言ってるかわからないぞ)

そんなわけで(どんなわけだ)、109シネマズを出たときは既に真っ暗だった。

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