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もしも見つからなければ。。。 [博士と助手シリーズ]

「博士、先程の遺跡は何だったのでしょう。色とりどりの衣装や多数の古文書が。。。」
「あれは何かの祭りの場じゃ」
「ふむふむ。どれどれ」 
「こら、何勝手に古文書を持ち出しておる」
「いや〜、一冊ぐらい」 
「どれ見せてみろ。おおお、男同士でなんとふしだらな!」
「うわわわ」

「博士、次の遺跡が見えてきました」
「トヨス遺跡じゃ。立派な建物じゃな。これは『マケート』という」
「マケート?」
「市場、すなわちマーケットじゃな」
「最初からマーケットと言え」
「む、地下に入っていけるぞ」
「博士、早速入ってみましょう」
「おおお。なんだこの大空洞は」
「何かを貯蔵するものでしょうか?」
「いや、本来ならばこんなところに空洞を作る意味がない」
「ならば?」
「何か、我々の知らない画期的な建築技術かもしれないぞ。君、これは大発見だ!」
「博士!やりましたね!」
「う」
「どうしました?」
「なんか苦しい」
「博士、私もです」
「ここは汚染させれておる。逃げなくては」
「博士!」
「わしはもうだめだ」
「私もです」
「ううう」
「ううう」

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