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日本のいちばん長い日 [くらいところ]

池上さんの番組を見ていて思ったのだが、鈴木貫太郎だの前の天皇だの阿南さんだの的な個々のことはともかく、知られざる?的な終戦に至るプロセスに対して、なんか初めて知って感動しちゃったりなんかしている人もいたりなんかするが、この程度のことは言うなれば中等教育ぐらいのレベルで一般教養歴史知識として知っておくべきことなのではないだろうか。
こんなもので感動してしまう愛国心あふれる善良な国民の歴史的知識といえば、例えば誰それが誰それに陣羽織を着させないだとか、誰それと誰それがどこだかで一緒におしっこしただとか、もっと教科書的なことを言えば、誰それがどこだかの超ド田舎の藩同士を同盟させて政局が変わっただとか、結果誰それが二条城でなんだかしたとかの、時代的にはもっと前のことで、物語としては面白いかもしれないが、そいつらのせいで成立した一般国民を虐殺しまくった醜い政権が一旦リセットされた現代社会においては、実にくだらないことばかりである。そういえば現時点のどこだかの違憲殺人与党の党首選で、わざと出馬表明しないでもったいぶっているバカがいるようだが、あんなのは対立候補と議論という戦いをする能力がないヘタレという意味では、どうせ幕末の誰かさん辺りの行動から学んだことなのだろう(笑)。改革だの何だの叫んでおいて、一体何をやりたいのかさっぱりわからないどこだかのヘタレ二世議員も同様。こちらも自分の兄が何年か前の大河ドラマで演じた役から学んでいるのだろうな(笑)。

私は天皇制全否定の立場なので余計なお世話かもしれないが、仮に憲法に基づく象徴天皇制を許容するという立場に立つのであれば、その時点での天皇の意志ははともかく(こっそりこれは重要なのかもしれないがおいておく)、ポツダム宣言を受諾するにあたっての天皇制の扱いに関して、当時の閣僚(旧軍を含む)の連中がそれぞれの立場においてどういう動きをしてどういう態度を取って結局どうなったかとかは、近現代の歴史において非常に重要なことであると思うし、愛国心あふれる善良な国民の記憶にもとどめておくべきことであろうかと思う。そして上に書いたこととも関連するが、例えば映画であるので少しは美化されて描かれていたかもしれない阿南陸軍大臣の行動とは別に、実際の戦場において部下や民間人をことごとく見捨てて、てめーたちだけ逃亡してのうのうと生き残ったような美しい国の旧軍上層部共の醜態なども、中東教育レベルぐらいできちんと周知すべきなのである。もちろんそいつらが現地民や占領国民に何をしたかも含めて。

非現実な現日本史カリキュラムを組んでおいてそれを強制する木っ端役人どもや、そのことを無批判に受容して時間がねーだとかほざいて近現代の歴史をスルーするような無能な現場教師などは万死に値するが、そんなことだから、大和朝廷どころか縄文時代始まって以来の「ポツダム宣言すら知らないバカ」が国家のなんちゃって首班になったり、そんなバカを支持するような輪をかけたバカどもが(捏造と言われているとはいえ)「割」レベルで支持率数字に現れたりなんかするのである。
憲法の条文そのものもそうだが、まずはこの辺、戦争末期を含めて戦後現代国家がどのように形成されたかをきちんと教育カリキュラム(大人への周知を含む)に組み込んでいくべきなのである。

と、ちょっと前にたかだかBSで観た程度の私がドヤ顔で言ってみる。

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