興国寺城〜土塁萌え空堀萌え [攻城ノススメ☆]
すでに書いてるかもしれないが、私は基本、お城好き、厳密にはお城跡好きである。
だがマニアというほどでもないし、城郭に関しての知識もあまり詳しくない。多分松村くん(誰?)よりもずっと以下だろう。だからと言って、天守閣だけに萌えてきゃあきゃあ言うタイプでもない。現存12天守?そんなもなあどうでもいいのである(言い切ったな)。
そう、私は土塁萌え、空堀萌えなのだ!セーラームーンではない(意味がわからないぞ)
この機会にいくつかヒマネタとして(別にヒマではないのだが)、自分がかつて侵略した(←攻城とかにしておけ)城址を適当にピックアップしてご紹介していこうかと思う。
城郭、城址に関しては他所に素晴らしいサイトが山ほどある。そこへ私が生半可なことを言ってもボロが出るだけである。写真も昔のソニーのT9か、iPhone4とかで撮った稚拙なものばかりだ。そのような状況で何か語っても先人の方々に失礼なだけである。よってそのあたりは適当にお茶を濁して、何が写っているのか意味不明な写真をぺたぺた貼っていい加減なコメントを書く、という私なりの手抜き企画で行こうと思う。
つまりこのブログの本カテゴリにおいて、何らかの城址、城郭の有益な情報を得ようと思っても無駄である。
そのあたりはご承知いただきたい。
私が、土塁萌え、空堀萌えになったきっかけのお城がある。本記事のタイトル、「興国寺城」である。
今調べたら、このお城は当然入っているものだと思っていた日本百名城に入っていない。勘違いしていた。なのでカテゴリ名を変える。(またかよ)
「百名城のススメ☆」→「攻城のススメ☆」(なんか元みたいに戻ったような。。。)
2008年の8月(随分前だな)である。
当時貧困に足を踏み入れていた私(笑)は、夏、あるいは冬、春には「青春18きっぷ」を購入して、近場の観光地に日帰り旅行をするのが定番になりつつあった。だが、首都圏で近場の観光地と言ってもたかがしれている。しかもJRで往復2300円(当時)でもとが取れるような中途半端に遠いところでもある。日光だとか水戸だとか。。。(前年行きました)
きっぷは買ってみたものの、行くところが思いつかない。5日分である。長野だの愛知だのの、鈍行日帰り観光の限界に挑戦する発想はまだなかった。
熟考の上思いついたのがこれである。
通勤五方面 侵略 攻城作戦!(なんじゃそりゃー!)
「通勤五方面作戦」とは何だ?という詳細はWikipediaを見ていただくことにして、五方面とは首都圏の放射状になっているJRの主要路線、時計回りに
- 東海道本線
- 中央本線
- 東北本線
- 常磐線
- 総武本線
の5路線を指す。
この路線上の名城を攻めてみるのである。なかなかいい発想だ。(どこが?)
私は「Fe」ではないので言い回しが正確ではないかもしれないが、これらは線路名称であり、「通勤五方面作戦」には、例えば東海道本線では同じ経路を通る京浜東北線や横須賀線の一部も含まれると考えて良い。
さらにこの作戦としては、常磐線だけ例外にはなるが、「本線」に対する「支線」も含めて考える。東海道本線に対する大船から先の横須賀線とか、東北本線から分岐する高崎線、などである。
そしてそれぞれの沿線から適当に行きたいお城をピックアップして侵略攻城するのである。実に素晴らしいバカな企画である。
このとき、東海道本線方面の攻城対象として選んだのがこの興国寺城である。(他の方面についてはまたいずれ)
なぜここにしたのか、理由は忘れた。小田原は何度か行ってるはずなので、つーっと地図を辿っていって、次に近いところということで適当に選んだというところだろうか。
静岡県、原駅。
小学校とかで東海道五十三次を暗記させられた人ならご存知であろう。沼津の次の宿場、原宿である。なんとか族が踊っているところではない。戸塚の先の渋滞の名所でもない。(話がローカルになってるぞ)
駅前の地図でだいたいの位置を把握する。
とりあえず駅からだいたい北方向に向かえば良いようである。
北といえば方向的に富士の方角である。
本来なら雄大な富士山が見えているはずなのだが。邪魔だ、雲!
まあ良い。べ、別に富士山見たくって興国寺城行くんじゃないんだからねっ!(やめろ)
30分と少し歩いて、お城の南端らしきところにたどり着く。
この頃は整備中だったようだが、今はもう完了しているのだろうか?
道の右側は発掘調査中、そして反対の左側には何かすごいものが見えてきた。
穂見神社。このあたりが本丸らしい。
城郭についての解説。(興味のある方はクリック拡大してね)
お城の歴史の解説。
はい、これで興国寺城の説明はおしまいっ。(またそのパターンか)
すぐ裏に天守台がある。登ってみる。
なんかものすごい土塁と空堀。
天守台。
天守台は地味だが、周りは怒涛の空堀と土塁である。
原方面。いつのまにか随分高いところに登っていたようだ。
普通私が堀だの土塁だのの写真を撮っても、だいたい何だかわからない、木と草と地面が写っているだけのものになるのだが、自画自賛するわけではないが、整備されている状況だからでもあるのか、これは随分わかりやすくまともに写っている。
もちろん本物の迫力はもっとすごい。
そして私は目覚めた。
城郭は土塁と空堀さえあれば、おいしくご飯いただけるじゃん。(その感情表現はどうかと思うが)
帰路。旧東海道。
主要な国道は、地方ではバイパスが作られ、旧道は忘れられかけているるケースが多いが、このような結構現役バリバリな道路を見るとなんか嬉しい。
沼津駅。
おとなしくまっすぐ帰ればいいのだが、こういう表示を見るとつい御殿場線周りをしてしまうなめこさんである。
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