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もしも飛んでこなかったら。。。 [博士と助手シリーズ]

「見ろ、あれが龍飛岬、北のはずれじゃ」
「どこかで聞いたような文句だな。ところで博士、我々はトヨス遺跡で死んだはずでは?」
「大丈夫じゃ。『承認力』さえあれば死なずに済むのじゃ」
「『承認力』?何です?それ」
「まあ簡単に言ってしまえば物語としての読者の支持じゃな」
「都道府県数よりもアクセス数の少ないと言われるこんなブログのどこにそんな力が」
「都道府県は言いすぎじゃ。相模原市の区程度にしておけ」
「減ってるじゃないですか」
「横須賀の箱崎町の人口でも良いぞ」
「誰も見てねーのかよ!」
「仮に死んだとしても、魔法少女だったら葬式もしてくれるらしいぞ」
「何の話だ?」

「おや、こんなところに階段がある」
「おおお、これは!」
「む、国道?なるほど。昔の技術は素晴らしい。階段を乗り物が行き来していたんですね」
「何を言っている?」
「む、こんなところに石のモニュメントがあります。おや、このボタンは何だ?」
「わわわ、それは押してはいかん!」
じゃじゃじゃじゃ〜ん♪
「は、博士!これは、ベートーベンという人の楽曲ですか?」
「違う。これは阿久悠、三木たかしの曲のイントロじゃ」
「な、何でこんなものを。古代人の考えることは。。。」
「昔はこのボタンを押して逃げる小学生が続発したそうじゃ」

「博士、これは何です?」
「これはアラトーというものじゃ」
「アラトー?」
「まあ警報機のようなものじゃな。アラートともいう」
「最初からアラートと言え」
「隣国からミサイールが飛んできたときの用心のためのものじゃ」
「ミサイール?いや解説しなくてもわかります。最初からミサイルと言ってください」
「優秀な助手じゃ」
「早速鳴らしてみましょう」
「わわわ、やめんか!」
「何だこの気持ち悪い音は。三木たかしとは大違いだ」
「こんなものと比較されたら三木たかしが泣く」

「この辺りは廃墟だな。やはりミサイルが飛んできたのですか?」
「ミサイールといえ」
「あーうるさい」
「上空を通過したが、鳴るのは通過した後だったりして、そのうち誰にも信用されなくなった」
「なるほど。それで油断して」
「いや違う。政権がミサイールばかりかかずらわっている間に他がおろそかになり、飛んでくる前に国が滅んだのじゃ」
「他とは?」
「玄髪と小鹿じゃ」
「漢字できたか。クロカミとコジカ?」
「読みはどうでも良い。ひとつはアトミックボムをエネルギー源とする施設を国中に建設したことじゃ」
「アトミックボム?チェリーボムみたいなもんですか?」
「違う。アトミックボムをそーっと爆発しないように持ってきて燃やすのじゃ」
「その表現だと実に危険極まりないな」
「しかも地震や津波が発生すると、ボムの光線が周りに撒き散らかされる仕組みになっておる」
「何と恐ろしい。するとどうなるのです?」
「◯◯が◯◯したり、××が××したりするのじゃ」
「何で伏せ字?」
「あまりふざけたことを書くと実相寺昭雄のようになるからな」
「またわけのわからんことを。もうひとつの小鹿とは何です?」
「人口が増えないことに業を煮やした政権が、子供を金で買い取ろうとしたのじゃ」
「何と恐ろしい。国家が人買いを?」
「まあ実際のところは買い取るというよりか、金を払うだけじゃがな。子供一人いくら、みたいな」
「『人生ゲーム』」かよ」
「何でも金で解決すれば良いという愚かな発想じゃ。というか金の使い所を間違えている。ただ金をばらまいても、金持ちの親には小遣い、貧乏人の親には子供に関係なく単なる生活費の足しにしかならん」

「博士、今回は石川さゆりネタ以外、全然面白くないのですが」
「風刺ネタがシャレになっていないからな」
「少しは読者のことを考えないと。あ、なんか苦しい」
「ううう、これはわしらの承認力が落ちて来たのじゃ」
「あの箱崎町の人口レベルの承認力がですか?」
「そのようじゃ。うううわしはもうだめだ」
「私もです」
「今回は色々怒られそうだううう」
「タイトルが一番怒られそうだううう」
「死んだらまみかううう」

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