池上線フリー乗車デー 第4章 洗足流れ [大田区ネタ]
池をぐるっと廻って駅に戻ってきた。
近隣の方々はご存知だろうが、池上線というのは蒲田を出ると大田区の西部をぐるんぐるん回ってから、品川区に侵入し五反田まで達する。
道路で言うと概ね池上通り→環八通り→中原街道に沿っているのだが、これらの道路はそれぞれ、放射道路(外方向)→環状道路(時計回り)→放射道路(内方向)であり道路の機能的にも大回りしていることがわかる。
とりあえず蒲田から池上まで出るとして、そこから五反田に向かうには、第二京浜(国道1号線)をまっすぐ北上すれば良いのである。実際、都営浅草線が五反田から第二京浜の地下を南下し西馬込まで来ているのだが、あと一歩のところで池上まで達していない。第二京浜にもバスを走らせている某鉄道会社(笑)の妨害工作で延伸できないという噂もあるが定かではない。
とりあえず蒲田から池上まで出るとして、そこから五反田に向かうには、第二京浜(国道1号線)をまっすぐ北上すれば良いのである。実際、都営浅草線が五反田から第二京浜の地下を南下し西馬込まで来ているのだが、あと一歩のところで池上まで達していない。第二京浜にもバスを走らせている某鉄道会社(笑)の妨害工作で延伸できないという噂もあるが定かではない。
我々は今、池上からかなり回り込んだ洗足池にいる。ここからだと池上は、路線を円周に見立てればちょうど反対側、直径方向である。わざわざ混み混みの電車に乗るよりもショートカットした方が早いんじゃね?と誰でも思うだろう(思わねーよ!)。
本門寺は、池上の駅から北へ10分ほど歩いた呑川の左岸の台地の上にある。そして洗足池は呑川の支流の途中にある。ならば川沿いに下流に歩けばいやでも本門寺に着くではないか。勝ったなガハハ。(何に?)
本門寺は、池上の駅から北へ10分ほど歩いた呑川の左岸の台地の上にある。そして洗足池は呑川の支流の途中にある。ならば川沿いに下流に歩けばいやでも本門寺に着くではないか。勝ったなガハハ。(何に?)
呑川の、洗足池からの支流を通称「洗足流れ」という。洗足川でないところがカッコイイ(は?)。
上の図、呑川は元の地図を着色しただけだが、洗足流れはこの縮尺では描かれていないので私がざっくりとパスで引っ張ったものである。呑川水系に関してはこちらの「呑川マップ」が充実している。古い地図と比較して丁寧に描かれているようだ。どこかの誰かさんみたいに歩道が片方にしか無いとか、不自然に道が広いとか、いい加減な基準で水路だとかいい出すのとは大違いである(←あんたのことだろw)。まだ未完成のようだが、洗足流れはしっかりと描かれているので、流路の詳細については取り敢えずはこちらをご覧頂きたい。
上の図、呑川は元の地図を着色しただけだが、洗足流れはこの縮尺では描かれていないので私がざっくりとパスで引っ張ったものである。呑川水系に関してはこちらの「呑川マップ」が充実している。古い地図と比較して丁寧に描かれているようだ。どこかの誰かさんみたいに歩道が片方にしか無いとか、不自然に道が広いとか、いい加減な基準で水路だとかいい出すのとは大違いである(←あんたのことだろw)。まだ未完成のようだが、洗足流れはしっかりと描かれているので、流路の詳細については取り敢えずはこちらをご覧頂きたい。
何?徒歩で行くのならばもはや「池上線フリー乗車デー」シリーズではない?
黙れ!ここは私のブログだっ!(そういうこと言ってるからアクセス数が都道府県数止まりなんだよ)。
まああえて言うならば、洗足流れを徒歩で辿るにしても、よそからいらっしゃる方は洗足池や本門寺のアクセスには、無料池上線を使用するわけである。実際それがきっかけかどうかはわからないが、川沿いをリュック背負って地図見ながら歩かれている方も何人か見かけた。
黙れ!ここは私のブログだっ!(そういうこと言ってるからアクセス数が都道府県数止まりなんだよ)。
まああえて言うならば、洗足流れを徒歩で辿るにしても、よそからいらっしゃる方は洗足池や本門寺のアクセスには、無料池上線を使用するわけである。実際それがきっかけかどうかはわからないが、川沿いをリュック背負って地図見ながら歩かれている方も何人か見かけた。
ということで、洗足流れへGo!Go!Go!宏美ちゃん!(糸居五郎岩崎宏美ネタやめろ)
駅地図である。
南北がほぼ逆であるが、下の洗足池から上ににゅっと出ている水路が洗足流れである。
洗足池からの流れは、取り敢えずは中原街道と洗足池駅の下をくぐっているらしい。なのでガード(ファミリーロード)をくぐってすぐに右の坂を下り、洗足池駅の後ろに回る。
この水路が、ザ・洗足流れである。
川に沿って道があり、その道と交差する道には必然的にこの川を渡る橋がある。それらの橋にはそれぞれちゃんと名前がついているようだ。これを拾っていってみよう。(ただし、交差する道に何らかの格があるらしく、全部の道の橋に名前がついているわけではない。また個人のお宅用の橋にも名前はない)
それぞれの橋をGoogle my mapにプロットしてみた(洗足流れの橋のみなさん)。ご参照いただければ幸いである。
とは言うものの、坂を下りて最初の橋(上画像手前の橋)の時点では、まだ橋の名前を拾おうという発想が無かった。なので画像がない。よってここはズルをする。
池下橋である(笑)。
次の橋(上画像奥の橋)には名称が無いらしい。
そしてその次から本格的に橋コレクションである。
そしてその次から本格的に橋コレクションである。
千原橋。
小原橋。
小池橋。
この道を左折すると小池小学校があり、さらにその奥には小池公園がある。公園には小池、または洗足小池といわれる池がある。ちょっと前まで釣り堀池だったような気がするが、いつのまにか整備されてしまった。小池からの流れがこの辺りで合流していたから小池橋となったのだろう。もちろんどこだかの知事は関係ない。
溜井橋。
この少し先に右側に大きな建物が見える。荏原病院である。
川の右側は、呑川とこの洗足流れの少分水界であり、尾根になっている。荏原病院は尾根の上の洗足池からのバス通りからここまでの斜面に敷地を持つ病院である。この尾根の話は後でもう何度か出てくる。
病院の入口を過ぎると直線だった川は左にそれ、道も狭くなる。
車が駐車してあるし、Googleさんもぐいぐい入っているようなので、この辺りはまだ車が入れるようだ。
カワニナとは魚みたいな名前だが、貝であるようだ。貝っぽい絵が書いてある。
タニシみたいな奴かと思ったが、全然種類が違うらしい。
さらに少し行くと、
今度はホタルである。
カワニナはホタルの餌であるということである。つまりは両者が育ったらいっせーのせで仕切りを開けて。。。(地獄絵図ですな(笑))
栄橋。
ひらがなの方の銘板が悲惨なことになっている(笑)。
先程の車が駐車している場所の先からここまでのカワニナだのホタルだのの区間は、車止めがしてあって車は入れないはずだが、なぜかStreet mapは入り込んでいる。Googleさん、何をした!?
先程の車が駐車している場所の先からここまでのカワニナだのホタルだのの区間は、車止めがしてあって車は入れないはずだが、なぜかStreet mapは入り込んでいる。Googleさん、何をした!?
蝉山橋。
何かイラっとくる名前だ。(笑)
川が右側になったせいか、ここからは銘板の入った柱が右奥になる。
川が右側になったせいか、ここからは銘板の入った柱が右奥になる。
ここから道はまたそこそこに広くなる。
池雪橋。
漢字側の銘板が、こんな感じ
だったので、まともに撮影できなかった。「地雷」ではない。ひらがなが無ければ悩んだかもしれない。
右の坂を登って先程の荏原病院前のバス通りを左折すると、池雪小学校がある。名前の由来は池上+雪ヶ谷らしい。関係ないがそのリンク先によると、さっきちょっと書いた(こちらの記事でも言及しました)東調布公園を通過する支流跡沿いに、「雪村いずみ」の名前の由来の泉があるそうだ。びっくりポンである。
右の坂を登って先程の荏原病院前のバス通りを左折すると、池雪小学校がある。名前の由来は池上+雪ヶ谷らしい。関係ないがそのリンク先によると、さっきちょっと書いた(こちらの記事でも言及しました)東調布公園を通過する支流跡沿いに、「雪村いずみ」の名前の由来の泉があるそうだ。びっくりポンである。
上池上橋。
草が被っているが、どうも栄橋からこっちの橋は迫害傾向にあるようだ(笑)。
さらに次のこの橋は無銘である。
山下橋。
これで洗足流れの名前のある橋は終了である。
次の、川が暗渠になる瞬間のこの右の道はもはや橋ではないということらしい。
次の、川が暗渠になる瞬間のこの右の道はもはや橋ではないということらしい。
暗渠を辿る。
突然大きな交差点に出る。東雪谷5丁目交差点。
正面(右画像)のお寺は雪谷山長慶寺、右方向は荏原病院、池雪小学校から下ってくるバス通りである。左方向(左画像)は新幹線をくぐってから、呑川に並行して第二京浜へ向かう道路と、道々橋を渡って久が原、鵜の木方面に向かう道路に分かれている。画像はないが、さらに左後ろ方向は夫婦坂で環七と交差し荏原町方面へ向かう道路。何気にこの辺りは交通の要衝である。新幹線とまでは言わないが、横須賀線ぐらいは停めても良いぐらいだ。西大井なんかよりは停める価値があるだろう(また怒られるようなことを。。)。
お寺の脇をさらに暗渠道はつづく。
微妙に直線でないところが良い。
一般道に出た。すぐ右に庚申塔がある。
この庚申塔について色々調べていたら、この前の道は古道であるらしく、庚申塔は道標をも兼ねているらしい。庚申塔兼道標では大田区最古のものだそうである。
古道については世田谷辺りでは、近代の名称ではあるが「六郷田無道」と呼ばれているらしい。踏破されたこちらのサイトが素晴らしい(仕事にならんぐらい読みふけってしまった)。 いったいこんなところ、いやそれ以前に六郷から田無まで何の用途があるのかわからないが、壮大な道である。
古道については世田谷辺りでは、近代の名称ではあるが「六郷田無道」と呼ばれているらしい。踏破されたこちらのサイトが素晴らしい(仕事にならんぐらい読みふけってしまった)。 いったいこんなところ、いやそれ以前に六郷から田無まで何の用途があるのかわからないが、壮大な道である。
方向音痴ななめこさんは、当初片側歩道のこの道沿いに水路が続いているものと思った。
すぐ先の右側に坂道と、坂道の名称と由来を書いた柱がある。
逆光をものともしないなめこさんの撮影画像では、高度ななんとかを書けてもほとんど読めないと思うし、無理にお読みになる必要はない。
『大田区史』に載せられた伝説によると、この付近に野花が美しく咲き乱れ、日蓮聖人が思わず手折ったので、以来「花抜き(花の木ともいう)」の地名でよばれるようになったという。坂名はその地名に由来する。
一応解読したが、大田区のサイトにも同じことが書いてあった。
昔の偉いお坊さんと言えば日本のあっちこっちに現れる弘法大師が有名だが、大田区は本門寺があるせいか日蓮の出現率が高い。今日も日蓮の遺跡めいたものは洗足池につづいて2度めであるし、これから向かう本門寺は日蓮宗のバリバリの本山である。ついでに洗足池では日蓮宗関連の政党のうるさい演説も聞かされた(笑)。
先程の六郷田無道のサイトによれば、この坂を登って荏原病院の尾根を経て大岡山駅へ向かう道も古道であるそうだ。前にこの雪谷の尾根を歩いてみたときは、先程の東雪谷5丁目交差点から池雪小学校のバス通りを登ったか、逆に下ったかしたのだが、よくよく考えてみると交差点で洗足流れを横断してしまっているので、尾根変態 尾根サーチャーとしては失格である。呑川、洗足流れ合流点からうまく道を辿ってこの坂から登るのが正解だろう。
今思えば、尾根変態的には呑気に川下りなんぞしていないで、この古道沿いに雪谷の尾根を降りてから、さらに本門寺まで古道の続きを辿るのもアリだったが、最近は水路変態もやってる(なんだやってるって)ので、まあいいだろう。そもそも先程の素晴らしいサイトをまだ知らなかったので仕方がない。
今思えば、尾根変態的には呑気に川下りなんぞしていないで、この古道沿いに雪谷の尾根を降りてから、さらに本門寺まで古道の続きを辿るのもアリだったが、最近は水路変態もやってる(なんだやってるって)ので、まあいいだろう。そもそも先程の素晴らしいサイトをまだ知らなかったので仕方がない。
この片側歩道の古道も水路跡の可能性が高いが、少し歩いて呑川に並行していることに気づき、さらにこの洗足流れ(あるいはこの辺りの水系)と呑川の合流点であろう場所を知っていたことを思い出した。実はこの辺りの水路系統は、2次元的にも時間軸を含めた4次元的にも頭がうにやなまこになるぐらいものすごくややこしい。いや、ややこしかった形跡がある。詳しくは述べないが、夫婦坂付近から直線的に南下してくる上池台支流または鸛の巣流れ(pdf4ページから)なるものも絡んでくる。これらが呑川や周囲の用水とアミダクジのような水系になっているようなのである。なのでこれ以降、特定の水路を洗足流れとして辿ることに意味があるかどうかはわからないのだが、とりあえずは先程の呑川マップの洗足流れとも一致しているようなので、先に進もう。
先程の暗渠道の出口から正面に、新幹線横須賀線のガードをくぐる道がある。こちらが呑川方向である。
ガードをくぐったら、右折。
この分岐を左。まもなく呑川を渡る橋が見えてくる。
本村橋という。
橋を渡って、反対方向を見る。これがここまでの水路の排水口、呑川との合流地点ではないかと思う。
第5章(上)へつづく
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