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横須賀ストーリー [楽しい音楽の話]

うちのiTunesには、なぜか山口百恵の「GOLDEN☆BEST」というアルバムが入っていて、ナウなヤングで水蒸気ムンムンのなめこさんにとっては、邦楽としては「森進一全曲集」の次くらいに古い楽曲集である。(嘘です。いしだあゆみだの黛ジュンだの「CULT GS BOX」だの、もっと古いのがあります)

シングル曲を発売順に並べてあるこのアルバムを頭から聴いていると、「愛に走って」から「横須賀ストーリー」に移ったときの落差がすごい。いや昇ってるから落差じゃないか。
「横須賀ストーリー」のイントロ部分に入ったときの音質のクォリティが素晴らしいのだ。作者に阿木宇崎を起用したことが直接関係あるかどうかはわからないが、まずは編曲である。「横須賀ストーリー」の編曲者は萩田光雄、困ったことに前曲のアレンジも萩田光雄。萩田、一体何があった!?(笑) 

この人のオーケストレーション(主にいわゆる弦)のアレンジには定評がある(と思う)。
作曲者自身がアレンジしたものにこの人が弦をつけると、何かものすごいものに生まれ変わってしまうのである。(例:「木綿のハンカチーフ」(←間違い。これは元々萩田光雄)、「禁区」。オリジナルが悪いと言うわけではありませんよ。念のため)
フィル・スペクターがオーケストラつけたらポール・マッカートニーが激怒した(笑)のとは逆である。

昨日だったかおとといだったかの「じゅん散歩」(なんでそんなもん見てんだよw)で、「自称:三浦友和」だか誰だかが紹介していたのだが、中央公園に上るこの坂「これっきり坂」というのだそうだ。これはもちろん「横須賀ストーリー」の歌詞が元ネタだろう。
戦後の地番整理や住宅開発などによる住居表示化で地名は比較的わかりやすいが、横須賀の道路名については、前にもどこかに書いたようによそ者で情弱の私にはさっぱりわからない。(検索しましたがだいたい合っているようです)

どうせあの歌詞の坂は、電車の走っている海側からちまちました坂(なんか失礼だな!)を登って、振り返ったところで「きゃ~海が見えるわっ♡」たとえばこれ(笑))みたいな光景だろうと思っていたのだが、そうではなくこの坂は直球で海に向かって登る坂である。
ご存知中央公園は海にどんどこ大砲を打つ砲台があったような、海が見えすぎちゃって困る公園なのだ。
この 見え過ぎちゃっているところが問題である。「今も海がみえるでしょう〜か〜」って公園でこんだけ海が見えてれば、それこそ大砲か何かでこの高台を破壊しないかぎり、今だろうが未来だろうが永遠に海見えるだろうが!ヴォケ!と百恵さんに突っ込みたいところだ。
いや、百恵さんに突っ込んでも仕方がない。阿木燿子か?
いやそれは危険だ。「ヴォケ!」とでも言おうものなら、グラサンの旦那さんが出てきて「悪いな~他を当たってくれよ」(←またその流れかよっ!)

今聴き直してみたら、「愛に走って」も例えばサビ以降(「うっま〜い言葉が」の後」とか)結構アレンジいいな。やはりイントロ、気合の問題か?(は?)
萩田、宇崎に脅されたか?

( ↑ 萩田光雄さんと阿木燿子さんと宇崎竜童さんと百恵さんとついでに三浦友和にも謝れ!)純ちゃんは?

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